2015年5月30日土曜日

Dobrando Alegrias 喜びを折って倍に

タイトルの Dobrando Alegrias  喜びを折って倍に とはパラナ州のクリチーバ市で東洋文化の普及のためにと設立した「アジアセンター」を経営している娘のリナが立ち上げたボランティア活動の名前で折り紙で入院患者の気持ちを少しでも癒すことができたらと始めたもので、やっているうちに教えられ癒されているのは自分たちだと気が付いたと私にもらした。それでこそ「喜びを折って倍に」だ。アジアセンターの数人で始めたものが今は一般の参加もあり数十人で活動している。

クリチーバ市の不動産会社が年に一度、女性により提唱されたボランティア活動の中からいくつかのONGを選択しインターネットで一般投票してもらい最高得票数を得たONGに2000ドルほどの援助をしようというもので今年は Dobrando Alegrias 一位になった。ミディアからのインタビューも受けたようでサンパウロの知人もテレビで見たと電話があったそうだ。
今この活動は各地に広がっているので、この資金を役立てもっと広めるよう努力すると言っていた。

下の記事はインタビューした記者がDobrando Alegrias の活動を紹介したものである。 

Voluntariado com origami ganha Prêmio em Curitiba

O projeto de voluntariado Dobrando Alegrias, fundado e coordenado por Lina Saheki foi o vencedor de 2015 do Prêmio Elas Fazem, do Grupo Gonzaga (www.grupogonzaga.com.br/elasfazem) em Curitiba/PR. 

Os cerca de sessenta voluntários do Dobrando Alegrias levam conforto, distração e gentileza a pacientes internados em seis hospitais de Curitiba através dos origamis - dobraduras em papel típicas da cultura japonesa. Os pacientes ganham flores, pássaros e corações de papel, e são ainda convidados a aprender a arte e a compartilhar suas produções com as outras pessoas. 

O projeto possui também uma segunda linha de ação: em datas específicas, como o Dia da Gentileza ou o Dia da Felicidade, os voluntários vão às ruas com a missão singela de distribuir sorrisos através da doação de origamis.
Até a metade deste ano, o Dobrando Alegrias terá núcleos de voluntariado em Itajaí e São Paulo. O site oficial do grupo é o http://www.dobrandoalegrias.org.br

Maiores informações também na matéria:
折紙でのボランティア活動がクリチーバ市で賞を得る

Lina Saheki により設立されその指導のもとで活動しているボランティア・プロジェクト"Dobrando Alegrias"
(喜びを折って倍にしようという意味でDobrando とは紙などを折るという意味と倍にするという二つの意味がある)がクリチーバのGonzaga グループ  (www.grupogonzaga.com.br/elasfazemの主催でクリチーバにおいて女性により設立され活動しているボランティア・プロジェクトのコンクール"Elas Fazem ( 彼女たちは為す)で優勝した。

"Dobrando Alegrias" の約60人のボランティアたちは紙を折る日本の典型的な文化を通してクリチーバの六つの病院の入院患者たちに心地よさ、気晴らし、そしてやさしさを運ぶ。入院患者たちは紙の花、鳥やハートなどを受け取りそして折紙を学びみんなと一緒に折紙を作ることに参加する。

このプロジェクトはその活動の延長線として共鳴する Dia da Gentileza (親切の日)、Dia da Felicidade (幸せの日)などにボランティアたちが街角でただ笑顔を届けるために折紙を配る。

今年の中頃までにはDobrando Alegrias はサンタカタリーナ州のItajaí市それにサンパウロ市にボランティア・サークルを持つ。

Dobrando Alegrias の公式サイトは  http://www.dobrandoalegrias.org.br 

上記についての詳細は http://cacadores.parana-online.com.br/agua-verde/sorrisos-dobrados/


ボランティア活動で折り紙を折っているうちに才能を発揮する人も現れた。下iの折り紙はDobrando Alegrias が賞を受けたのを記念してと最近アジアセンターで折り紙の手伝いをしているブラジル人の年配の女性がリナにプレゼントしてくれたもので、あまりにもきれいにできているのに驚いた。

五月の初め、リフォーム中のアジアセンターを見にクリチーバに行ってきた。折り紙を見ていたら、母の日もまじかということで妻は赤と白の折り紙のバラの花束をプレゼントされた。







2015年5月1日金曜日

2か月以上続く火事


エスピリトサント州に雨は降らない。テレビのニュースの間に流れる天気予報でもなぜかここだけは黄色で他は緑か青か赤(50mm以上の雨)、神様に見放されたのかと思ったりする。
いや、それはないだろう。エスピリトサントとは聖霊という意味でキリスト教の三位一体の一つである。キリスト教を信仰する国に住んでいると信者ではなくとも色々な関わり合いがある。特にブラジルはカトリック教徒数世界一の国である。まず年の初めにチェックするカレンダーの休祭日の赤マークはほとんどがキリスト教に基づいている。日系を含めブラジル人の友人の家での結婚式は教会で行われるので中に入り神父さんの話を聞く。自然と生活の一部となっている。
また話がそれてきた。とにかくエスピリトサント州民は今試練の真っただ中にいるということだ。

朝、窓を開ければ大ヴィトリア都市圏ではどこからでも見える海抜800m強の山Mestre Álvaroが近くにある。この山のふもとには木の葉などの有機物が長い年月つもって泥炭地となっている。もともとは湿地帯なのだが何か月も雨が降らないと乾燥しそれに火がつくと地の中を伝わって燃えていく。それが2か月以上続いていて最初は消防署もお手上げ。

こちらを消したかと思うと違うとこらから煙が出てくる。一度消したと思っていた所からも煙が出たりする。目に見えない地の中で広がっているので厄介だ。最近は溝を掘ってその中に水を流し込んでそこから先に火が行かないようにしているとのこと。しかし広い範囲に渡って広がっているので大変だ。なにしろ煙で周りがくすぶって視界を妨げ交通事故につながったり呼吸器に問題のある人や子供たちを煙のない親戚の家にあずけているなどとニュースにでる。

昨日のニュースでは今ほとんど消して残りは約2%程度だと言っていた。そして久しぶりに昨日の夜雨らしい雨が降った。これで問題解決か? 神様ありがとう !?!?