コンピュータの普及で恩恵を受けていると確信を持てるものが一つあります。それはあまり銀行に行かなくてすむようになったことです。Internetを使えば残高確認を始め送金や支払いそれに買い物もできます。最近ながいあいだ毎日観ていたテレビが故障したので先のことも考えて思い切ってLCDのテレビをInternetを通じて買いました。近所の店も色々調べましたがInternetのが一番安く配達は無料で家まで届けてくれました。
さてこれはコンピュータがまだめずらしい頃の話です。朝仕事に出かける夫から支払って置くようにと数枚渡された奥さん。何を隠そう私の妻です。銀行が開く時間をみはからって早速出かけました。朝10時から午後4時までしか開いていません。行員は内部処理でもっと働いていますが。 ドアを開けてなかに入るとものすごい列。これでは何時間かかるかわからない。ムカーときました。つかつかと支店長の机に向かって行き叫びました。“どろぼう!”一斉に周りにいたお客さんの視線が集中します。支店長うろたえて “奥さんまあ落ち着いて、しかし何故私をどろぼうと呼ぶのです”“なにかを盗む人がどろぼうでしょう”“ええ、それはそうですが”“あなたは私の貴重な時間を盗んでいます。これだけのお客さんがいたらもっと行員を増やすとか何か対策をとるべきでしょう”あまりの意気込みと返事に困った支店長他のお客さんの目を気にして近くにいた行員を呼び解決するように指示し自分は急用があるからと書類を抱えて二階へ上っていきました。結局は支払い総額の小切手を置いておけば処置はしておくから支払済みのスタンプを押した紙は後で取りに来るようにということになりました。その行員周りのものがみているのに気ずき”他に誰か支払う人いませんか?”と声をかけましたが後で取りにきたら紙がないなどといわれたら大変だとか言って誰も頼む人はいませんでした。これは妻の虫の居所が悪かった時の話です。普段は銀行に入るときに取る整理番号とその時の受付番号をみて100番位先の時は一時間とか見当をつけほかの用事を済まして戻ってくるとかしていたようです。時は金なりということわざがあります。確かに時間を盗むのはお金を盗むことと同じことと特に銀行には肝にめいじてほしいものですね。
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