2008年7月21日月曜日

Pedra Azul (青い石)と桜


                Monte Verdeホテルの桜。

まだ見たことはないがサンパウロではカルモ公園などに桜が咲いているということは新聞などで知っている。しかしここエスピリト・サント州でも桜が見れるということで昨日知人に誘われて行ってきた。場所はヴィトリア市からミナス州に向かう国道262号線を車で約一時間半行った所でDomingos Martins,CasteloおよびVenda Nova do Imigrante の三つの郡が境を成してる地方でPedra Azul(青い石)といって青みをおびた巨大な一枚岩に大きなトカゲが這い上がっていくように見える自然の不思議な創造物でも有名な所でもある。

この辺は標高一千メートル程、なんでも先週は霜が降りたとこの地方に長年住んでいる日本人の知人が話していた。七月はブラジルは冬、といっても海辺のまちヴィトリアでは寒さは全然感じられない。最低気温は15度位か。ちょうどこの月は学校も冬休み。海に飽きた人達が今度は寒さ(?)を楽しもうと家族づれでおしかける。またミナス州からもヴィトリアでバカンスを過ごす人達が立ち寄ったりでこの時期ホテルや民宿タイプのPousadaと呼ばれるところは一杯で急な予約は難しいと立ち寄ったレストランの主人が話していた。この地方20年ほど前から寒さ(涼しさか?)を観光の目玉にしようとホテルやポウザーダの建築ラッシュとなっている。地価も相当高騰したらしい。

さてこのPedra Azul、国道262号線から近くて良く見える。私達も国道からそれてPedra Azulに行けるよう最近舗装されたRota do Lagarto (トカゲルート)と命名された狭い道をPedra Azulへと向かった。このルートの要点になっているPedra Azulへの入り口にあるレストランで休憩した。このレストラン、日本人の知人が設計施工した丸太造りで屋根は天然の芝生である。周りの自然と良くマッチしている。彼は近くにも大きな木造のレストランや厩舎などを請け負って造っている。Rota do Lagartoは国道262号線からMonte Verde ホテルへ通じる道へとぬける。ちょうどその交差点あたりに桜を見かけたので立ち寄って見せてもらった。そこの家の主人は以前住んでいたリオ州の高原地帯Nova Friburgo市から苗を持ってきて植えて七年になると言っていた。快く応対してくれて花を花瓶に挿すなら持ち帰ってもいいとまで言ってくれたので妻は花は貰わず根から出ていた枯れかけた枝を二本貰ってきた。

家では庭に植えてみようと思っている。実は15年ほど前にサンパウロで手に入れた苗を植えたのだが幹ばかり大きくなって一向に花は咲かず結局は切り倒したといういきさつがある。今回はうまくいけばよいが。彼はこのあたりで日系人による移民百周年を記念しての桜を植える計画があれば全面的に協力したいと言っていた。彼としてはここにもうひとつ桜という呼び物があればちょうど7月の冬休みの時期に咲くのでもっと多くの観光客を誘致できるという利点があるといっていた。彼の申し出に感謝しつつ私たちはMonte Verdeホテルへと向かった。

ここには三種類の桜が池の周りに植えてあった。沖縄桜、ヒマラヤ桜と雪割り桜。ちょうど咲いていたのは沖縄桜で日本で見ていたソメイヨシノなどと比べると赤が濃いように思った。木は20年ほどたつというのだがまだ小さかった。来月にはさらにここで桜の記念植樹式があることになっている。ちょうど12時になり私達は手持ちの弁当を開けての昼食となった。やがてエスピリトサント州で桜の下でにぎやかに花見が出来る日がくればいいなあと話がはずんだ。

帰りはまず近くで農業も営んでいる知人の畑に案内してもらった。椎茸を山のふもとで栽培していて出荷用のパックをお土産にもらった。彼の口利きで特別に許可をもらって私達は普通は車で入れないPedra Azul公園内を車でPedra Azul の近くまで行った。ここで彼が皆に尋ねた。この岩の高さ(見えているところ)とトカゲの長さは何メートルかと。私は150mと50mと答えたのだがなんとこれが600mと280mで岩の頂上の標高は1822mとのこと。この公園の敷地内に50本程の桜が来月植えられるようになっている。咲いた時の様子を想像するだけでうれしさがこみあげてくる。




2008年7月9日水曜日

Curuá, Jamelão, かぼちゃメロン、Melocoton

Até que em fim o mistério que durou quase 6 meses foi desvendado. O nome da fruta da foto do blog de 28/01/2008 é “Sicana Odorífera” ou “Cucurbita odorífera”, cientificamente falando. E tem mais de 10 nomes populares: : Melão caipira, Fruta mortadela, Fruta maracujá, Cura, Coroá, Curuá, Uruba, Cruatina, Melão maçã, Melão caboclo, Melão do norte, Jamelão.
Antes de colocar no blog de 28/01/2008, algumas pessoas de vizinhança falavam que o nome da fruta seria “Maracugina” ou “Jamelão do norte”. Mas “Maracugina” é o nome do remédio que passa na televisão e “Jamelão” é a fruta que sempre via em frente da casa parecida à azeitona com a cor variando de vermelho para roxo escuro quando amadurecer.
Então a qual das duas merece o nome “Jamelão”. Parece que esta fruta gigante é o legítimo dono. Aquela fruta que a gente chamava de “Jamelão” é na verdade se chama “Jambolão”. Daqui em diante, então para evitar o equívoco, chamarei esta fruta gigante de “Curuá”, o nome em Tupi-Guarani como os índios chamavam. Descobri ainda que esta fruta aparece no quadro entitulado de “Frutas do Brasil” do pintor e botânico holandês Albert Eckhout que veio para o Brasil acompanhando Maurício de Nassau no século 17. Como o nome científico Cucurbita significa a abóbora, minha mulher denominou em japonês “Kabocha Meron (abóbora melão)”. Realmente o sabor lembra a mistura dessas duas frutas.
As frutas pequenas da foto abaixo é Cajá manga e, como a Curuá é uma trepadeira, subiu no pé de Cajá.
P.S.:Esta fruta é nativa da América Tropical e em alguns países da América Central/do Sul é chamada como Melocoton.

Curuá, Jamelão, かぼちゃメロン、メロコトン


約半年間のミステリーがようやく解けました。1月28日のブログに載せた上の写真の果物の名前がわかりました。学術名「Sicana Odorifera」或いは「Cucurbita odorifera」そしてなんと10以上の俗名があるのです: Melão caipira, Fruta mortadela, Fruta maracujá, Cura, Coroá, Curuá, Uruba, Cruatina, Melão maçã, Melão caboclo, Melão do norte, Jamelão. 1月28日のブログに出す前から「Maracugina」或いは「Jamelão do norte」というと聞いていたのですが前者は薬の名だし後者のJamelãoは家の前の空き地にはえていた果物の名前ということで本当の名前はなんでしょうというブログになりました。ここでまた疑問発生。Jamelão とは何ぞやです。調べてみるとここで私達がJamelãoと呼んでいる果物は実はJambolãoというのが正しい名らしいのです。しかしここら一帯ではJamelãoで通っているのでこのJamelãoという呼び名どちらに軍配をあげようか迷っているところです。もしいままでどおりあのオリーブの実のような赤紫の果物をJamelãoとよぶとするなら、この大きな茶色の果物はブラジル原住民がツピー・グアラニー語で呼んでいた「Curuá (クルアー)」にしようと思います。この果物17世紀、当時のオランダの総統Mauricio de Nassauについてブラジルに来た植物学者で画家でもあるAlbert Eckhoutの「ブラジルの果物」という作品のなかに描かれているのです。学術名Cucurbitaというのはかぼちゃということで妻は日本式に「かぼちゃメロン」と名付けました。そういえば確かにそのような味がします。
写真の小さい方の果物はCajáでCuruáはつるなのでCajáの木にまきついて登っていっています。
後で調べてみるとこの果物、原産は南米熱帯地方で中南米の数カ国ではメロコトンと呼ばれています。