2008年7月9日水曜日

Curuá, Jamelão, かぼちゃメロン、メロコトン


約半年間のミステリーがようやく解けました。1月28日のブログに載せた上の写真の果物の名前がわかりました。学術名「Sicana Odorifera」或いは「Cucurbita odorifera」そしてなんと10以上の俗名があるのです: Melão caipira, Fruta mortadela, Fruta maracujá, Cura, Coroá, Curuá, Uruba, Cruatina, Melão maçã, Melão caboclo, Melão do norte, Jamelão. 1月28日のブログに出す前から「Maracugina」或いは「Jamelão do norte」というと聞いていたのですが前者は薬の名だし後者のJamelãoは家の前の空き地にはえていた果物の名前ということで本当の名前はなんでしょうというブログになりました。ここでまた疑問発生。Jamelão とは何ぞやです。調べてみるとここで私達がJamelãoと呼んでいる果物は実はJambolãoというのが正しい名らしいのです。しかしここら一帯ではJamelãoで通っているのでこのJamelãoという呼び名どちらに軍配をあげようか迷っているところです。もしいままでどおりあのオリーブの実のような赤紫の果物をJamelãoとよぶとするなら、この大きな茶色の果物はブラジル原住民がツピー・グアラニー語で呼んでいた「Curuá (クルアー)」にしようと思います。この果物17世紀、当時のオランダの総統Mauricio de Nassauについてブラジルに来た植物学者で画家でもあるAlbert Eckhoutの「ブラジルの果物」という作品のなかに描かれているのです。学術名Cucurbitaというのはかぼちゃということで妻は日本式に「かぼちゃメロン」と名付けました。そういえば確かにそのような味がします。
写真の小さい方の果物はCajáでCuruáはつるなのでCajáの木にまきついて登っていっています。
後で調べてみるとこの果物、原産は南米熱帯地方で中南米の数カ国ではメロコトンと呼ばれています。

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