2012年1月31日火曜日

Calamity Lina


これは妻がリオに住む友達のSandraに出したメールのタイトルを借用したものである。Sandraは息子が住むリオのマンションのSíndica(自治会長)で私達が息子のアパートのリフォームに行っていた時 に知り合い妻とは気が合いそれ以来電話やメールで連絡を取り合っている。今月の21日Curitiba から1年ぶりに娘Lina がVitoriaにだんなのRodrigoとやってきた。まだRodrigoがリオを知らないというので24日から27日までのリオ観光に出かけた。24日はCorcovadoのキリスト像やCopacabanaの海岸を散策したりの観光客の定番コース。夜娘に電話をかけると翌25日は文化コースで市立劇場や国立図書館それに美術館をまわるとのことだった。25日の夜テレビを見ていると緊急ニュースが入ってきた。市立劇場近くの20階建てのビルとそれに隣接する6階建てのビルさらにその隣の10階建てのビルが崩壊したとのこと。どうやら市立劇場は難を免れたらしい。どのチャンネルも同じニュースを流している。二十数人の犠牲者が出た模様だ。えっ!市立劇場の隣!今日Linaが行くと言っていた所ではないか! すぐさまリオに電話。興奮ぎみの娘がでた「パパ見た、さっきまで私達が居たところよ!」「どうもお前が行くところは災難が起きるな、ほら、スペインで2004年の3月11日のテロで電車が爆破された時もひとつ後の電車で、もうちょっとでお前も巻き込まれるところだったな」「明日は近郊の高原の町ペトロポリスにいくけどあそこで何かあったら私のせいになるかな?ニュースに気をつけていて」幸い何も起きなかった。

そういうわけで昔の西部劇の映画「Calamity Jane」をモジっての「Calamity Lina」なるタイトルのメールが出来上がった。
市立劇場周辺、左は娘が撮った写真、右は崩壊後

以下はそのメールをこっそり拝借したもの。

Sandra , a minha filha Lina chegou ontem no Rio e hoje foi passear no centro para visitar os museus , teatros , etc , quando voltou no apartamento ficou sabendo da explosão, justo no local onde ela acabou de passar. Em 2004, eu acho, naquela explosão da estação de trem em Madrid, Lina estava lá . Ela perdeu um e esperou um pouco para pegar o outro , mas antes de chegar no destino o trem fez uma parada forçada e todos os passageiros obrigados a descer . Desceu no meio de fumaças poeiras, pessoas caídas, gemidos e policiais gritando: anda !! não pare !! rápido rápido !! Diz ela , que foi um cenário irreal, mas aconteceu .

Obrigada Deus!!! por deixar a minha filha inteira .

Saudade de você

2012年1月20日金曜日

Jaboticaba ジャブチカーバ


上の写真はJaboticaba の木で黒紫色の実が幹や枝の周りに付く。これは去年の12月近所に車の修理に出した時その隣の苗木を売っている所から買ってきて植えたものである。もうすでに小さい実がなっていたので、後二十日程したら食べれますよということで私もこの辺で手を打とうと決心した。実はJabuticabaの木はこの土地を1985年に買って以来何回か植えてきたがどれも何年経っても実がならず最初の何本かはあきらめて引き抜いて他の木に植え替えた。このJabuticabaという木どうやらブラジル原産で、この名前、ブラジルの原住民ツピー族の言葉から由来するものでJabutiとは陸亀でJabuticabaとは陸亀の食べ物ということらしい。落ちた実を亀が食べていたのか。
あとで分かったことだがこの木は種から育てると実がなるまで何年もかかるという。最初の木を植えた頃近所の人達は慰め顔に7,8年はかかるからと言っていた。それがだんだん長くなって10年になり12年になり、最近は15年目に実をつけたのがあるという話をもってきた。18年かかるというのが今までの記録。いま家に植わっているのは2本。サンパウロの弟のところで大きな実をつけていた木の苗、それも土をつけたままの5年目の苗木だった。それがもう10年前の話。木は大きく育っているが肝心の実がならない。どうしても家で植えたJabuticaba を食べたいという長年の望みをかなえるべく今回の接木ですでに実のなっている苗を購入するといういきさつとなった。苗木屋の話だと大きな実が付くということだが初めての収穫(?)では普通の大きさだった。まあ木が大きくなるにつれ少しは実も大きくなるのではと思っている。それでもいままで朝市で買っていたのよりは甘い。手前味噌?。この木が隣で大きくなっている2本の木の誘い水、いや誘い実となってくれるといいが。
下の写真は左がJabuticabaの実で右がAraçauna(アラサウナ)の実、よく似ている。

  
今は夏、庭をひと回りするとあちらこちらに果物がなっている。写真は
www.saheki.com に載せてある。 

2012年1月16日月曜日

Happy wife, happy life


最近目にしたり耳にして面白いなと思うフレーズがあった。

表題の Happy wife, happy life 。これはこちらのテレビの健康番組の中でアナウンサーが言ったもので英語での出所は知らないしまだ調べてもいない。世の奥様方を幸せにしておけば家庭は円満で皆幸せということで世の旦那方も心当たりがあろう。しかしこれをかみしめるのは逆の時か。

A arte existe porque a vida não basta.  (Gullar, o Ferreira)

これはこちらの週刊誌の中で見たと思うのだが今年82歳になるブラジルの詩人でペンネームFerreira Gullar, 本名 José Ribamar Ferreira の言葉で「芸術は生活で満たされないから存在する」とでも訳すのだろうか。人間の人間たるべき証か。2002年彼はノーベル文学賞の候補にあがっていたそうだ。

金が信念

これは昨日NHKを見ていたら日本女子サッカーの代表チームの佐々木監督が今年の抱負を聞かれて書いたもので正月にちなんでの「謹賀新年」にかけたものですごく気の利いた語呂合わせだなーと感心した。去年の女子サッカーのワールドカップでの優勝、日本には希望と勇気の歓喜の渦、そしてそれは世界に感嘆の波として伝わった。沢選手は今回FIFA女子プレイヤー世界No1, そして佐々木監督は女子サッカー監督世界No1の栄光に輝いた。おめでとうございます。今年のロンドンオリンピック、金を目指して龍のごとく舞い上がって欲しい。

2012年1月9日月曜日

明けましておめでとうございます!


明けましておめでとうございます!

書く材料はいくつかあったが年が明けてから怠け癖がついたまま日が経っていく。しかしやはり年の初めのブログはおめでとうで始めないとと気づき今日となった。

元旦は私の誕生日。損得勘定でいくと損しているようだがまあ皆が祝ってくれていると思えばまあ得か。それにしても一年が経つのが早い。去年の暮れ、健康日記なるものを文房具屋さんで見つけ毎日の運動量、体重それに食べ物のカロリー計算などをつけるようになっていたのでそれで今年は体重を3キロ落そうと張り切っていたのだがその日記まだ見つかっていない。それを口実にノーコントロール状態で今年に入ってもう一キロ体重が増えてしまった。クリスマスはクリスマスでこちらの食習慣を取り入れて七面鳥(日本で妻がこの言葉を使うと分かってもらえず「なんだ、ターキーか」と直されたのを思い出す)やその他、肉主体のご馳走がテーブルに並ぶ。子供達が家に居たころはまだはけていたが年寄りばかりではいつまでも冷蔵庫に残っている。やがて正月、今度は日本式に雑煮や私の好きな煮しめやらが並ぶ。これではダイエットしろといっても無理。全ての計画はその後となってしまう。そのうち健康日記もみつかるだろう。

痛みなしで日常生活が過ごせる。これが続くことを願うだけである。