2012年11月25日日曜日

Black Friday


一昨日23日の金曜日はBlack Friday ということでインターネットを通して商品を売っている店のメールが一杯入っていた。これはアメリカで始まったもので11月の第4木曜日のThanksgiving Day 翌日にクリスマス商戦を前に在庫の整理をするとの名目で大安売りをするのだとはIT関係の会社に勤めている末の息子の話である。なんでもブラジルでは2010に始まったそうで今年は3年目、参加商店も300を超えたそうだ。しかしブラジルではまだインターネットを通しての取引だけだがアメリカでは広く普通の店でも安売り合戦が繰り広げられ前日から列をなしているところもあるとか。テレビのニュースでも流していたが、インタビューされていた人は仕事の休暇をとって並んでいるのだとか。

さてこのBlackとは何を意味するのだろうかとは去年から疑問に思っていたがWikipediaで調べてみると縁起が悪いどころか黒字を意味する黒で店の成績がこの日から黒字に転じるのだとか。

ブラジルでは10月12日の子供の日からクリスマスまでは販売をアピールし売上を伸ばすキャッチフレーズがない。店によっては子供の日(親はプレゼントを買う)が過ぎると10月の後半にはもうクリスマスツリーを飾りクリスマス用品を並べているところもある。しかしそれでは2か月以上も先のことであまりにも盛り上がりに欠ける。そこでこのBlack Friday に飛びついた。私もいろいろなサイトに入ってみたがこれと気を引く品物で大きな割引をしている商品はない。大部分が売れ残りをはかそうと企んでいる。それでも何か一つくらい買っておくかと(まんまと引っかかり)ブルーレイ3Dプレーヤーを買うことにした。少しは売り上げに貢献したか。これからが本格的なクリスマス商戦、土日を返上してのしれつな戦いが始まる。 

2012年11月19日月曜日

万ション


最近この近辺でも都市開発が進み半径2キロ以内の建設ラッシュはすさまじい。私の家の前にもマンション群が建設中(上の写真は今日現在、下は2年後の完成予定図)、そのほかにも何千戸の新マンションが売り出し中。野次馬根性でモデルルームを見たが部屋の面積も狭くなってきている。はたしてこれだけの需要があるのだろうか、どうもバブルのような気がする。ヨーロッパユーロ圏の崩壊が毎日のように報じられている。私が当時スペインで勉強していた娘を訪れた2004年と2005年、活気が溢れていて地価も高騰していた。娘が気に入られて勝手にスペインのお父さん、お母さんと呼んでいた所で聞いた話では自分たちのこのマンション今の値段では買うことはできないと言っておられた。それからわずか数年で経済不況。一寸先は闇(?)、先を読むのは非常に難しい、我々素人には不可能。ただあまり大きな怪我をしないように気をつけておきたい。
これはどうやら多かれ少なかれブラジル全国の傾向のようだ。建設ラッシュではなくても2014年にワールドカップ、2016年にオリンピックの開催が決まっているリオデジャネイロの不動産の高騰も異常だ。リオに住む息子の中古マンションも4年前に買った時から倍以上になっている。今では買えない。堅調に伸びているかのようにみえるブラジル経済、10年先のジグソーパズルを組める人がいたら教えてもらいたいものだ

2012年11月15日木曜日

バナナ


塀際に植わっていたバナナも塀の高さをはるかに超えバナナの房を塀の外に垂らすのでこれも道を通る人のアドレナリンをくすぐる。30株ほどあったバナナも全部切ったがすぐ切り口から新しい芽を出すのででうっかりしているとまたすぐ塀の上に頭をのぞかせる。切っても切っても芽をだすので絶やすのは大変。バナナはブラジルでは安い、自分のところで植えるのはばかばかしくなった。スーパーで買うと1キログラムあたり約50円で一年中ある。ブラジルでは値段の安いことを「これはバナナの値段」だという言いまわしさえある。
家の裏のほうに植えていたバナナはあまり邪魔にならないのでそのままにしていたら写真のようなバナナがなっていたので手押し車をもって採りに行った。全部で227本、しかも一本一本が大きい。測ると55キロあった。まだ青いがガスを使わずに自然に熟れるのを待つと長持ちする。

マンゴーの木(?)


私たちも最近は身体が思うように動かないし精神的にも体力的にも力がなくなってきたので土地に植えた木を大分処分することにした。マンゴーの木は大きくなりすぎ道路に面した塀際に植わっていたので実が熟れるころは通りかかった学校帰りの子供達や果ては仕事帰りの大人まで石を投げるや棒でつつくやらでうるさい。木が大きくなると石の飛距離も伸びてきてこちらの身が危うい。棒も10m以上の竹竿の先に空き缶をくくりつけそれでつつく。門を開けて外に出ると蜘蛛の子を散らすように逃げる。門の横に取り付けてあるドアベルを鳴らして呼んだら家にあるのを分けてあげると言ってあるのだがそれでも隠れてとる。どうやらアドレナリンを求めているらしい。私も元気のいい頃は梯子をかけて登り竿の先に布袋をつけて実がいたまないように採っていたのだが木があまりにも高くなるやら私も椎間板ヘルニアを患うやらで2年ほど採らずにいたら高い所になっているので自然に落ちた実は潰れてしまいジュースにもならない。それにもう一つ、横に張っている根がだんだん盛り上がってきて塀を崩す恐れもある。ついに切ることを決断した。自分では切れないのでチェーンソーを持っている業者を雇ってマンゴーの木を二本、ついでにやはり塀際にあって大きくなっていたGraviolaの木を二本切った。ブラジルでもこの辺は日照時間が長いので植物の成長が速い。うかうかしていると手に負えないほど伸びている。直径はどのくらいあったのだろうと今測りに行ってきた。直径75cm、後利用できるように平らに切ってもらいその上に丸い石を置いてテーブルとして使えるようにしている(写真上)。切った枝は50-60cmの長さに切り、菜園の周りに置いていたらこの辺に自生しているキノコがはえてきて(写真下)それを私の好きな煮しめにいれたり炊き込みご飯に入れたりして大分長い間たしなんでいる。