2013年11月25日月曜日

恵美の初飛行


息子正人が彼の姉理奈が住むクリチーバに家族旅行に出かけた。11月17日はクリチーバで国際マラソンが行われる。ちょうど有給休暇がマラソンと重なったのでまだ行ったことのないクリチーバに姉訪問、観光そしてマラソン参加と一石三鳥の旅となった。しかし旅行の二〇日前頃足をくじきマラソンは止めて10キロコースを夫婦で走ることとなった。観光スポットを結んだコースなので後であそこに行ったかあれを見たかと聞くと建物の中には入らずともブラジルで一番ヨーロッパ的で静かな町だと思ったと私たちと同じことを言っていた。
今回は恵美の初めての飛行機の旅となった。我が家は飛行場から近く、車で10分以内で着く。南からの風が吹き少し気温が下がると飛行機は家の上を通っていく。そんな時恵美が来ていると「Avião, Avião (アヴィオン、アヴィオン)」と言って上を向いて指をさす。この前なんか妻がブドウの剪定中に使っていた梯子をそのままにして食事の支度に行った時、恵美が飛行機の音を聞いて、さっとはしごを登り始めたそして手を延ばしても届かない。それに気づいた妻が走ってきて恵美をつかむ「ばあ、飛行機にはどうやって乗るの?」と聞く。「飛行機は飛行場に行って乗るのよ」。以前一緒に飛行場に行ったのだがその時はショーウインドウをのぞいてチョコレートの店に入ってねだってばかりいてぜんぜん外の様子には興味がなかった。
しかしこれは近いうちに飛行機に乗せないといけないなとは思っていた。乗ってもあまり騒がないでいたそうだ。上の写真はゲートに向かう途中に撮ったもの。
最近はブラジルのテレビでも健康番組が始まり食事や病気、運動などを説明している。それに合わせてか各地でマラソン、ハーフマラソン、10キロ、5キロなどの一般市民参加の大会が催されている。同じ日、私たちの家から2キロ弱の所にある市立公園発着で第一回エスピリトサント州主催の国際ハーフマラソンが行われた。国際とは何でだろうと思っていたらケニアの選手が出るとのこと8時発だから9時頃公園に着けばいいかなと歩いて行くことにした。夏時間とはいえ日差しが強くちょっと歩いただけで汗ばむ。1時間8分で先頭走者、みんなケニアの選手かなと思っていたらブラジル選手、2番、3番もブラジル、4番目にオートバイ2台に先導されケニアの選手が入ってきた。隣で「昨日夜更かししたんじゃないの?」とか、「ケニアの選手は2,3人で組んで走るのに彼一人ではタイミングが取れなかったのでは」との意見も。終了後のニュースでは「朝から強い日差しで暑かった」と書いてあった。
下のVideoは一番で入ってきたリオのPetropolis出身のEliezer de Jesus Santos 選手、待ち構えていた私の前をすごいスピードで走り抜けていった。 女子も1位はブラジルでケニアは2位。

夜、クリチーバに行っている息子に電話すると、クリチーバ国際マラソンではケニアの選手が男女とも優勝したと言っていた。「大会のランクと選手のランクをマッチさせているんだよ」とコメント。


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