2014年4月26日土曜日

古希記念学友会



残念ながら上の写真の中に私はいない。この写真は中学時代のクラスメートが送ってくれた写真の中の一枚である。以前(2007年5月20日)このブログで書いた「二つの同窓会」のうちの一つで、日本の中学時代の同学年の2年に一度の同窓会で今回は古希記念学友会となったが全員に呼びかけるのはこれが最後で今後は地区別になると書いてあった。

55年ぶりで見る写真、幸い全員の名前(女性は旧姓)が別紙に写真のポジションで入っていたので何十年ぶりかで中学校の卒業写真を取り出して比べてみた。わずか2,3人は少し昔の面影が残っていて何とか見分けれるかなと思ったがそのほかは説明がないと全然わからない。

福岡県嘉穂郡碓井町(当時)の碓井中学校を昭和33年に一緒に卒業した仲間たちである。町に一つの小学校と中学校なので組み換えなどで9年の間にほとんど皆とは少なくとも一度は一緒の組になる。懐かしい思い出が昔の顔と共に蘇る。1981年から83年にかけて日本に駐在員として家族と一緒に住んだ時に一度碓井町に行ったが同級生とは逢うことはできなかった。後に関西に住む中学時代の親友と会うことができ旧交を温めあった。

碓井町は隣接する1市3町が合併して2006年からは嘉麻市となった。このブログの2011年7月31日のポストに嘉麻市であったNHKのど自慢と共に合併のコメントも書いてある。

1983年にブラジルに帰国してからは2度ほど日本に仕事で行ったがお客さんとの会議だけでそのあとの韓国、中国、フィリピンのお客さん達との訪問スケジュールがタイトで親戚に電話をかける暇もなかった。日本へは定年退職したら行こうと思っていたが2005年に定年退職してからは子供たちからあてにされ、忙しい日々となり今日に至っている。

私も70歳。元気なうちにもう一度日本に行こうと思っている。

2014年4月17日木曜日

一夜限りの装い



上の写真の花は日本語では「月下美人」とでもいうのだろうか。ここブラジルでは「Dama da noite」「夜の貴婦人」と呼ばれている。入り口の門の近くにあり先月も咲いていた。今日の昼、車で帰ってきた時郵便受けを覗いて行こうと近寄るとその横に白い大きなつぼみが頭を垂れているのに気がついた。「今晩咲くな」と妻とうなづいた。写真を撮っておこうといつも思っているのだがつい忘れてしまう。今日は幸い思い出し一夜限りのこの花たちの華やかな姿をカメラにおさめた。

2014年4月5日土曜日

母の一周忌


右から案内してくれた修行僧、妻、弟夫婦、左端私

母の一周忌法要をエスピリトサント州イビラスーの曹洞宗のMosteiro (修道所)(www.mosteirozen.com.br)で執り行ってもらった。ヴィトリアから車で1時間強。10年ほど前まではちょいちょい行っていたのだがその後すっかりご無沙汰してしまい今回の法要を頼んで快く引き受けてもらっての久しぶりの訪問となった。サンパウロの曹洞宗の仏心寺の別院になっていたと記憶するが最近行っていないので詳しいことは知らない。以前とは見違えるような変わりようにこれまでの苦労がうかがえた。
ここを取り仕切っている「大樹(だいじゅ)」さんに私たちは感銘を受け時々家族連れで行き親しく接してもらっていた。彼はイビラスーの隣のAracruz市の名家の出で彼の父親は市長を何期か勤めておられた。昔初めて会ったころの話では彼がポルトガルの名門校Coimbra大学の医学部にいた時に東洋の文化、自然食に出会いそちらに進むことを決心されたそうだ。
私たち夫婦とサンパウロから弟夫婦の4人の出席となった。ヴィトリアに住む息子の家族は彼の奥さんが急に腹痛を訴えて行けなくなった。
大樹さんと修行僧たちの唱える般若心経がお堂に高らかに響いた。お寺と、修道所、仏教普及、自然保護センターと活動も多岐にわたる。
妻がこしらえた精進料理を一緒に頂きながら昔の懐かしい話に花が咲いた。

皆さんいつまでもお元気で。