ぶどうの収穫 (妻と孫娘のIsabelle恵美)
上の写真は2009年チリのサンチアゴから港町バルパライソに下る途中、葡萄酒生産者
のブドウ畑に立ち寄ったときの写真でここで初めて小さくしなびたブドウを見た。葡萄酒を造るブドウはこういう具合に熟れてもほっといて萎びて採るものなのかとその時思った。
そこでは観光客に葡萄酒を試飲させたりボトルも売っていた。すでに先についていた中国人の一行が試飲していた。前の日の晩バルパライソ行のツアーを予約したがヴァンに乗り込んだ7人は皆ブラジル人だった。私たちも試飲しようとしてひょいと横を見ると壁にボトルの値段そして試飲の値段まで書いてあった。ブラジル人同士でぼそぼそ「この試飲のお金でブラジルではボトル一本来るよ」などと話している。結局私たち一行はだれも試飲しなかったが中国人の一行は12本詰めを3箱車に積んでいた。中国の経済力の伸びはここまで来ているのかと感心した。
ブラジルで一番出回っている輸入葡萄酒はチリ産である。値段も手ごろでよく売れているようだ。私もよく買う。
この中国人の一行とはもう一度バルパライソのレストランで出会った。妻と一緒に夕食にレストランに入るとすでに彼らが食事中。ここでは大きなカニが名物料理だと聞いていた。彼らのテーブルにはどんどん大きなカニの皿が運ばれていく。では私たちもとメニューを見たら大きなカニはあまりにも高すぎたので中の上の方を頼んだ。
カニ料理に葡萄酒と夕食をたしなんでいると流しの楽団が中国人一行のテーブルを囲み「Cielito Lindo」を演奏している。終わるとかなりの札が手わたされたように見えた。そしてその楽団一行遠く離れた私たちのテーブルにまっすぐに来たかと思うと「あなたたちも私たちの演奏を聞いただろうかねをください」冗談じゃない、私たちも彼らと同じ金持ちだと思ってせびりに来たのか。他の人達はどうなのだ、馬鹿にするな。「いや、周りはうるさいし私たちは食べ物に夢中で何も聞かなかったよ」と言うと彼らは去って行った。
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