2018年11月30日金曜日

ブラジルの新大統領

10月7日の選挙では大統領は決まらず決選投票は28日となった。
今まで3回連続で大統領選に勝ってきたPT (労働者党)からの新しい立候補者Fernando Haddad氏と1998年創立のPSL(社会自由党)から出たJair Bolsonaro氏との戦いとなり決選投票で過半数(55.13%)を獲ったBolsonaro氏が第38代の大統領に選ばれた。
彼は元軍人で63才,下院議員を7期努めている。選挙運動の途中9月6日暴漢から刺され傷が治まってからは病室からの選挙運動となった。
今日の時点ではほとんどの大臣の指名がなされたようだ。
ここ2,3年これまでにない未曾有の政治汚職に明け暮れたブラジルの政界、果たしてみんなが期待して選んだ新大統領は国民の期待に応えることができるだろうか?
あと一ヶ月、来年の1月1日は就任式,ブラジルに希望の火が灯るだろうか?
全然関係ないけど、私の75才の誕生日でもある。良いプレゼントであって欲しい!!

夏時間と大統領選挙
全然関係ないようだけれどこれが大ありだった。いつもの年だと夏時間は10月の中を過ぎた日曜日から始まる。しかし今年は大統領選挙の決選投票が10月28日となったのでその次の土曜日の11月3日まで夏時間は持ち越され4日から始まることとなった。
しかし10月21日の朝、起きてテレビの近くにかかっている時計を見ると7時、そして携帯を取るとなんと8時と出ている。「あれっ、この時計遅れているな電池を変えよう」と思って台所の時計を見ると7時、他の部屋の時計もやはり7時。
そこで気が付いた、これは携帯の会社のプログラムに10月の中を過ぎた日曜日は自動的に時間を1時間進めるようにしてあるからだと。それではと時計をそのままにしておくとやがて数分後には携帯の時計も家の時計と同じ時間となった。
しかし遅れた!と慌てて家を出て通勤のバスに飛び乗った人もいたと昼のニュースで流していた。

2018年10月25日木曜日

10月のトピックス Outubro 2018

        
9月の末から10月の始めにかけて南マットグロッソ州の州都カンポグランデに住む妻の親戚が我が家を訪れて来てくれた。カンポグランデからヴィトリアまでは直線距離で1500キロ。妻の去年無くなったおじさんの未亡人、そして今年日本で半年の研修から帰ってきたばかりの17才の彼女の孫の二人。
南マットグロッソ州は内陸の州でボリビアとパラグアイに接している。海に行ったことがあるかどうかは聞かなかったがとにかく海は珍しいらしくあちこちの海岸を案内した。
上は家から近いマンギニョスの海岸。ちょうど海の水が引いていたのでウニを少し獲った。
     
    
大ヴィトリア圏内を一望できるテレビ・通信塔が並ぶ山の展望台

   
       
大ヴィトリア圏内の第一の観光スポットの聖マリア修道院とそこからの眺め



          
この日はヴィトリア大聖堂内でコンサートが一般公開されていて私達も入って聞くことができた。

         
          大聖堂内のステンドグラス

親戚が帰った後、10月7日に4年に一度のブラジルの総選挙があった。大統領、知事、上院議員さらに下院議員が選ばれる。大統領と知事は誰かが過半数を得ないと1位と2位で21日に決選投票が行われる。ブラジルの選挙は権利ではなく義務となっているので帰化している私とブラジル生まれの妻と一緒に近くの学校に設けられている投票所に出かけた。
上院議員は二人選ぶので計5人の投票をすることになる。ブラジルはずっと前から電子モニターを使っているので午後5時に投票を締め切っても当日に結果は発表される。
立候補者はそれぞれ番号を持っているので投票順序に従って番号のキーをたたくと立候補者の顔の映像が出てくるので正しければコンファームすれば一票が入る。それを5回くりかえす。投票する順番はわかっているのでみんなシャツのポケットなどに五つの番号を書いた紙を入れておきそれをキーに押していく。案外みんな速く出てくる。
大統領選は誰も過半数は獲れず今月28日の決選投票に持ち越された。エスピリトサント州では州知事選挙は元知事が過半数を獲得したので28日は大統領選だけに投票することになる。
        
選挙のあと、娘の住むクリチーバに行き私達が住む家の様子を見に行った。外回りは大体できていてこれからは家の内を完成させていくということだ。
       

娘の知り合いがポルトガルに帰るとのことで使っている家具や食器などを売っているというので見に行った。そのマンションの入り口に機械の部品で作られた芸術品らしきものが目についた。
           
 
台所に面白いものが私の興味を引いた。今まで見たことがないコーヒーメーカー。下からコーヒーがまっすぐ上から瀬戸物のカップに入っていく。私は気に入って、まだ値段がついていなかったが買うことにした。娘の家に着いたら「そんなに気に入られたのなら差し上げます」とメールが入っていると娘が私に伝えた。その夜早速コーヒーを沸かし携帯に写真をのせお礼を言った。

           


妻が一昨年膝の手術をし、その後院内感染にかかり退院した後もまだ歩くのが不自由なのでピラティスに週3回通うことにした。最近少しずつその成果は出ている。
私は運転して一緒に行くので私もピラティスをすることにした。私のは主に柔軟体操。
目標を立てた、腰をかがめて手を延ばし床につけるようになること。
今日、何十年振りかに指の先を床に着けることができた。

           











2018年9月22日土曜日

ポルトガル旅行のポストに写真がない?

ポルトガルから帰って次の日の夜リスボアに住んでいる息子から電話が入った。
「パパイのブログに写真が載っていないよ」と。私のノートパソコンを開けてみると写真も動画もでている。別のノートパソコンにも出ている。ケータイにも。しかし妻のノートパソコンには出ていない。ケータイには写真は半分以上、動画は全部でている。どうしてこうなったかは知らない。

旅行直前,持って行こうと思っていた小型のノートパソコンがおかしくなったので向こうに行けば息子のを借りればいいと思ってノートパソコンは持って行かなかった。写真は私のケータイのを使った。息子のノートパソコンには何も問題なく写真も入り,帰ってきて自分のノートパソコンを開けてみるとちゃんと写真も入っている。
まだその原因がわからない。

ちょっとここで写真を入れてみよう。

一つ思い立ったのは最近のケータイの写真の画像の容量が大きくなったのではないかという疑問を持った。今はケータイで撮った写真はまっすぐコンピューターに入る。ひとつ調べてみたらなんと 4160x3120 と出た。これは昔使っていた画像の鮮明さを示す「ピクセル」ではないか。そして記憶された容量が1.5MB、MBはメガバイト。
あまり気にかけない間に世の中は6.5倍の世界になっていた。というのはつい最近まで写真のピクセルは640x480ピクセルなんて数字を使っていたように思う。一枚の写真に1.5MBも使われるのはたまったものではない。これだったらポスターでもできたのではなかったかなー!?

そういう古い感覚で画像の容量を100KBに下げてそれをブログに使ってみたら妻のノートパソコンのブログに写真が載った。これで写真が載ったのかどうかはわからない。しかしこれからはコンピューターの記憶容量の節約はしようと思った。


ポルトガルを発つ前日、息子が自分が働いているITの会社を見せるというので仕事が終わった後訪ねて、会社を一回りした。リスボアの繁華街にあってショッピングセンターとして造らてたビルの3階と4階の前後を占めている。




窓からリスボアの街が見える




向かい合ったU型の階も同じ会社が使っている


照明が面白い。ここでコーヒーを飲んだ



一人一人の机の飾りが個性的だ


ミニサッカーもある


疲れたらハンモックで休める。


リラックスルーム


数字はここから部署までの歩数を示す。測ってみるとピッタリ。



自由に使えるカウンターキッチンと食堂。食材と飲み物はすべて揃っていた。

この会社にはフィットネスルームがあり独身者は朝起きるとまっすぐ会社に行きフィットネスルームで汗を流してシャワーを浴びその後カウンターキッチンに行きミルク、コーヒー、ジュース、パン、ヨーグルト、クッキー、ハム、卵、フルーツ等々、揃っているので朝食は自分で勝手に済ませて仕事に入るとのこと。


2018年8月29日水曜日

Parque das Nações リスボン国際博覧会パーク



1998年リスボアで開催された国際博覧会の会場はその後、国際パークとしてレジャーや憩いの場所として開放されている。
昨日からリスボアの空は曇り。しかしまだ雨は降らない。

ポルトガルの北にあるスペインのVigoから昨日娘が姉妹付き合いをしているアルムデナと夫のマリオが私たちに会いに来てくれた。車で4時間で着いたそうだ。アルムデナは2度我が家にも来てくれ2度目はマリオとの新婚旅行でヴィトリアを案内した。二人ともポルトガル語ができるので息子夫婦とも話が弾む。

明日一緒に過ごしたいからどこか行きたいところはないかと聞いてきたので今日の国際パーク散策ということになった。




この辺はテジョ川の川幅が広くなって橋の長さは12,3キロでヨーロッパ最長、これも万博の2か月前に造られた。





ロープウエイに乗って元万博会場とその周りを見渡す。


155か国・機関が参加した。


ブラジルの国旗 (黄、緑、青と白)


日本の国旗 (白と赤)


スペインの国旗(黄と赤)Espanha (スペイン)Estados Unidos (合衆国)
ポルトガル語のアルファベット順に並んでいる

息子が会社の昼食時にこちらに来るから一緒に昼食をとろうということになったのでパーク内のバスコダガマ・ショッピングで寄り合った。1998年の万博は1498年バスコダガマが喜望峰を超えてインド航路を発見してから500年ということでの特別博覧会ということだった。道理で橋の名前もバスコダガマ橋なのか。



私たちはポルトガルに行ったらタラ料理と決めていたので私のは家庭料理、妻のは別のタ
ラ料理を頼んだ。肉は柔らかくて美味しかった。




ポルトガル館の端っこに長さ70m幅50mの空間を2cmのコンクリートが覆っている。
ポルトガルの建築家シザの設計である。
アイディアは何でも二つのレンガの上に紙がかかっているところから思いついたらしいとは同行した建築家のマリオが説明した。なるほど!

そのあと場内のOceanárioに行った。普通は水族館というとAquariumと訳されるがここのはOceanarioとなっていて魚たちはいかにも大洋の中でのびのびと泳いでいるようだった。










あまりにも写真やビデオが多すぎてここでは3枚にしぼった。また機会があったら行ってみたい。


2018年8月27日月曜日

ロカ岬 ユーラシア大陸最西端 


ユーラシア大陸の最西端、ポルトガルのロカ岬。
これ以上何かを求めるには海に乗り出すしかない
ポルトガル人の冒険が国に繁栄をもたらした。
何か行き詰ったら冒険をする勇気がいるのかな?
と一人つぶやく。













世界遺産 Sintra シントラ Palácio Nacional da Pena ペーナ宮殿

息子の車で世界遺産のシントラのペーナ宮殿を訪ねることにした。途中,道から山の上に城が見える。ふもとにSintra の町があり郷土料理のレストランやお土産店が並んでいるようだった
ペーナ宮殿は海抜529m、坂が続く。道の端に車を止めたところに写真の三輪タクシーが通りかかったので山の上まで乗せてもらった、25ユーロ。日曜日で車も人も混雑している。





ここは昔修道院だったのが自然災害で崩壊しそれをポルトガルの国王フェルナンド2世により改築されたものである。



王家の台所




ポルトガルは青タイルで有名だが一目でアラブ模様だなと感じさせる。







ペーナ宮殿からリスボアを展望できる。右下の山の上に見えるのはやはりシントラ世界遺産を構成するムーア人によって作られた城の跡である。



山の中になぜかしらブラジル・パラナ州のシンボルマークのパラナ松を一本見つけた。









2018年8月26日日曜日

リスボアの青い空


リスボアに来て8日になるがまだ雲を見たことがない。空は写真のように青くなく薄青いのだが雲がない。息子の話だとここは雲が出ないのだという。うっかり屋の息子なのであまり信用できないのだが雲を見ずにポルトガルを去る可能性は出てくる。

昼間は30度を超すが外に出ても不思議と汗をかかない。ヴィトリアは湿度が高いのかすぐ汗が出る。人より汗をかきやすい体質ではあるがこれも不思議だ。



IT関係の会社で働いている息子の同僚たちが私たちが訪ねてくるのを知って「お前のお母
さん日本食が出来る?」と聞かれて出来ると答えたので一回日本食に招待しろという話になった。同じチームで働いている7人が同伴で来るようになっていたが土曜日はそれぞれ都合が悪くなり一人は朝おばあちゃんを病院に連れて行ったとかで結局一組になってしまった。奥さんの方はポルトガル生まれだが母親はブラジル人だとのことだった。


早口のポルトガルのポルトガル語がなかなか聞き取れない。ゆっくり話してもらってようやく私たちも分かるようになってきた。息子夫妻はもう慣れてみんな分かるようだった。


ぶどう酒をもらったがさすが産地だけあってうまい。
先日こちらの大きいスーパーマーケットに行ったのだがブラジルで時々買っているポルトガルの北部でとれる Vinho verde 種(緑ワイン)はここでは4 ユーロで買えるので晩酌に4本買った。ブラジルのレアルに換算すると約4分の1の値段だ。