2011年3月12日土曜日

地震・津波の被害 死者1000人?

今朝新聞受けから新聞を取ると第一面に日本の津波の写真が大きく載っているのが目に入った。新聞を開くとヴィトリア在住の日本人にインタビューした記事などが2,3面一杯に載っている。世界的にも同じような扱いを受けたのではないか。ブラジルには全国紙というのはない。購読者の多いのは大都市のサンパウロとかリオの新聞で地方紙にはこれらの新聞社から記事の提供を受けたりして一応系列社の形を取っているのも多い。マグネチュードは日本で言ってる8.8ではなく8.9となっている。これは世界的に記事を提供している会社がだしてそれが広まったものだろうか。面倒なので外国の記事はまだチェックしてない。この8.9という数字、9で終わるのでブラジル人には親しみ(?)がある。ブラジルでテレビや新聞での広告の商品の値段は全て9あるいは .9または .99で終わっている。思い出して2010年6月11日のブログ「ワールドカップ 南アフリカ大会」に載せた新聞での広告のテレビの値段をチェックした。たしかに全ての値段、9で終わっている。
たとえば日本では百円ショップだがもしここだったら99円ショップという名でないと客をひけない。しかし1円のおつりはもらえない。そういう暗黙の了承ということになっている。これをうるさく文句をいうとこいう答えが返ってくる「あなたは99円払う権利はあるが今このレジには1円のおつりはありません」。ブラジルではこれに相当するのが「1.99レアルショップ」現在のレートで約100円だ。ひとつ買って2レアイス札を渡すがおつりの1Centavoコインはくれない。確かにこちらも1Centavoのコインを持ち歩いていることはない。「店にもないのだな」と無理に自分を納得させるしかない。まあ5つ買って5Centavosとなればお釣りをくれる店もある。しかしこのコインもなかなか財布の中にははいっていない。99円と100円、たかが1円、だがされど一円、ここでは、たかが1Centavo, だがされど1Centavo. 心理的な反応をねらったものらしい。
同じ品物を売っている店が隣り合わせでかたや99円そして隣が100円。さてどちらが良く売れるだろうか? おつりはくれなくても? 誰か実証した人がいるのだろうか個人的には非常に興味がある。

昨日からNHKを見ているが24時間被害のニュースを流している。しかしまだ「死者1000人超か」というタイトルである。ある街では住民の半数以上の約1万人の消息がわからないとか、他の町では2500以上の家屋が流されたとか、他では300人から400人の遺体が見つかったとか言っている。NHKは数字にものすごく慎重なのがわかる。どうやら確認されたものしか報道しないらしい。
もしここだったらこの数字、聞き取り調査だけで集計し何万人という数字がでていたのではないかと思う。それで一応その規模が想像できる。あとでこの数字小さくなってもあまり問題にならないし「そうか、被害はそれほどでもなかったのかと安心したりする。文化、習慣の違いなのだろうか。

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