最近どうも気にかかることがある。
イギリスがEU(União Européia)から離脱するかしないかの国民投票で離脱派が51.9%で過半数を占めEUから離れることとなった。しかし自国のみならず世界中の経済に予想以上のインパクトを既に与えており今後の動向もまだ不透明だ。選挙の結果が発表され為替や株、今後のイギリス経済、EUとの関係、社会問題などがミディアにより報じられると投票者自身がその影響の大きさにとまどっている様子がテレビに映し出されていた。EUに留まる方に投票するとみられていた若い層の投票率が低かったとも報じられた。ブラジルのように投票が義務付けされていたら結果は変わっていたのだろうか? 移民問題が決定の一番大きな材料となったのだろうか?
しかし、何と言おうと過半数は過半数!!民主主義の定義をなす過半数ルールだ。
もう一つは、やはり6月に南米ペルーで行われた大統領選挙の決選投票。4月の大統領選挙で元大統領アルベルト・フジモリの娘ケイコ・フジモリが得票数一位だったが過半数に達しなかったので2位との決選投票があり彼女は得票率49.88%で敗れた。わずか0.12%の差。
この過半数ルール、特に国家の重要事項において一票の差で決定される過半数ルールでいいのだろうかと疑問がわいてきた。というのは最近ブラジルであった大統領の弾劾の賛否が初めは下院で2/3以上さらに上院でも2/3以上の票で大統領の不信任案が可決され現在は副大統領が代理を務めていて最終的には再度上院に回されやはり2/3以上の票が必要だ。どうやら決定はリオ・オリンピック後になりそうなので開会式宣言は代理大統領にまわってきそうだ。
2016年6月13日月曜日
ブラジルに早くも寒波?
今日はSanto Antonio(聖アントニオ)縁結び聖人の日。よき伴侶に出会えますようにと若い娘さんたちも教会にお祈りに行く。とても人気のある聖人のひとりである。
その前日、昨日はブラジルでは「恋人の日」と名付けられているが別に祝祭日ではなく、なんとなくできたものでどうやら商魂たくましい人達の仕業らしい。最近は結構認められて恋人同士でプレゼントを交わしたり食事をしたり映画を見たりで、カップルには大事な日になっている。ブラジルではこの恋人の日は既婚の夫婦の間でも祝われている。
実は今日は別のことを書こうと思ってノートブックに向かったのだがヴィトリアのサントアントニオ地区の話をしていてその延長で書きだしてしまった。サントアントニオ地区はヴィトリアでは早くから開けた地区だが港が島の反対側にできたので伸び悩んだ。
今日の朝のニュースではブラジルの南部の8州の州都は記録的な寒さで朝を迎えたと伝えていた。娘の理奈が住んでいるクリチーバはブラジルで一番気温の低い州都だ。それに昨日は今までのアジアセンターのほかに外国からブラジルに仕事に来る人にブラジル事情やポルトガル語の手ほどきなどを教える「ブラジルセンター」の開所式をやると言っていたので電話を入れた。
「昨日の夜は賑わったかい?」
「150人以上の人が集まって外国人も沢山いたわ、Festa junina (六月祭、田舎で秋の終わりの収穫祭とでも言うか、たき火を囲み田舎料理をたしなみ、サトウキビから作った蒸留酒にしょうがを入れたのを飲み身体を温めて、踊ったりする祭り)のまねごとをしたので皆騒いで賑わったわ。用意していたものがほとんどなくなって残ったのは私達でいただいたの」
「へー、良かったね、ところでそっちは寒いだろう」
「ええ、今日の朝の気温は零下1.3度でこの時期では19年ぶりの寒さだそうよ。ここ数日はずっと寒い日が続いているの。昨日のテレビの天気予報でヴィトリアは最低気温は15度とか言っていたので会場にいた人たち皆どっと笑っていたわ、私がヴィトリア出身と知っているので」
電話の横で婿のRodrigoが叫ぶ声が聞こえた。
「寒さではそっちはまだまだアマだな、こっちは何しろプロだからね」
ヘンな自慢をするな。
娘まで「これから冷蔵庫に入ってちょっとあったまってくるからね」と言って電話を切った。
今年の4月に南のサンタカタリナ州の州都フロリアノポリスに引っ越した正人の方の気温はと調べるとこちらは+1.3度、それでもやはりこの時期としては海岸の町でもあり記録的な寒さだという。
生まれてこのかた、ずっとヴィトリア育ちなのでこの寒さにはこたえて郷愁にかられているのでは。
日本の冬と比べるとそれでも甘い甘いと言われそうだが昨日は今年始めて太陽熱風呂に入れず電気シャワーでは身体を温めるまでにはいかなかった。
あした暖かくなーれ!
その前日、昨日はブラジルでは「恋人の日」と名付けられているが別に祝祭日ではなく、なんとなくできたものでどうやら商魂たくましい人達の仕業らしい。最近は結構認められて恋人同士でプレゼントを交わしたり食事をしたり映画を見たりで、カップルには大事な日になっている。ブラジルではこの恋人の日は既婚の夫婦の間でも祝われている。
実は今日は別のことを書こうと思ってノートブックに向かったのだがヴィトリアのサントアントニオ地区の話をしていてその延長で書きだしてしまった。サントアントニオ地区はヴィトリアでは早くから開けた地区だが港が島の反対側にできたので伸び悩んだ。
今日の朝のニュースではブラジルの南部の8州の州都は記録的な寒さで朝を迎えたと伝えていた。娘の理奈が住んでいるクリチーバはブラジルで一番気温の低い州都だ。それに昨日は今までのアジアセンターのほかに外国からブラジルに仕事に来る人にブラジル事情やポルトガル語の手ほどきなどを教える「ブラジルセンター」の開所式をやると言っていたので電話を入れた。
「昨日の夜は賑わったかい?」
「150人以上の人が集まって外国人も沢山いたわ、Festa junina (六月祭、田舎で秋の終わりの収穫祭とでも言うか、たき火を囲み田舎料理をたしなみ、サトウキビから作った蒸留酒にしょうがを入れたのを飲み身体を温めて、踊ったりする祭り)のまねごとをしたので皆騒いで賑わったわ。用意していたものがほとんどなくなって残ったのは私達でいただいたの」
「へー、良かったね、ところでそっちは寒いだろう」
「ええ、今日の朝の気温は零下1.3度でこの時期では19年ぶりの寒さだそうよ。ここ数日はずっと寒い日が続いているの。昨日のテレビの天気予報でヴィトリアは最低気温は15度とか言っていたので会場にいた人たち皆どっと笑っていたわ、私がヴィトリア出身と知っているので」
電話の横で婿のRodrigoが叫ぶ声が聞こえた。
「寒さではそっちはまだまだアマだな、こっちは何しろプロだからね」
ヘンな自慢をするな。
娘まで「これから冷蔵庫に入ってちょっとあったまってくるからね」と言って電話を切った。
今年の4月に南のサンタカタリナ州の州都フロリアノポリスに引っ越した正人の方の気温はと調べるとこちらは+1.3度、それでもやはりこの時期としては海岸の町でもあり記録的な寒さだという。
生まれてこのかた、ずっとヴィトリア育ちなのでこの寒さにはこたえて郷愁にかられているのでは。
日本の冬と比べるとそれでも甘い甘いと言われそうだが昨日は今年始めて太陽熱風呂に入れず電気シャワーでは身体を温めるまでにはいかなかった。
あした暖かくなーれ!
2016年6月1日水曜日
アボカド石鹸
アボカド石鹸はいわば「もったいない」精神から生まれたものでアボカドの傷モノやちょっとくされが入ったものを取り除いたものなどを寄せ集めて作ったものでsる。
上のは今年初めてのもので少し「灰」を入れるとミネラル豊富な石鹸になるとのあたらしいレシピが手に入ったので早速作ったがちょっと色が灰色になったので2回目は去年まで作っていたものにした。写真の上が灰入りで下はなし。色の違いがわかる。
今は柔らかいのでこのまま2か月ほど寝かせて適当な大きさに切ってしまっておく。作ったはじめでは約4キロだが乾燥すると約3キロになる。一本に250ミリリットルのオリーブ油がはいる。
2本作れば一年中まかなえる。今年は欲張って4本くらい作ればあちこちのお土産用になる。
上は昨日の夕食に出た私の好物の煮しめ。家でできたコンニャクいもで作ったこんにゃくとごぼう、それによそからもらったタケノコとの煮しめ。サンパウロだとみんな買えるのだがここでは手に入らないので全て自家製となる。しかしこんな手間をかけるのも私たちの世代で終わりかもしれない。
登録:
投稿 (Atom)