2014年3月11日火曜日

Arroz negro – 黒米


去年の9月にベレンで世話になったMarildaが実家のあるミナス州のOuro Preto(歴史のある古い町で世界遺産に登録されている)にカーニバル期間中帰ってきているのでこちらにはいつ来るのだと妻が電話で催促して今日我が家に来ることとなった。彼女は20年ほど前まではこちらに住んでいたので我が家をベースにして2,3日この辺の知人を回るスケジュールとなった。午前中は前いた所を見て回ったりして、午後は近所の有機栽培野菜の市場に私たちと一緒に出かけた。それからスーパーでものぞこうかと最近できたスーパーで買い物をしていた時彼女が米を売っているコーナーで立ち止まり「あっ、黒い米がある」と言ったのを耳にした。そして妻に「この米おいしいのよ、レストランで食べると高いの」と言った時に、妻がそれに手をかけようとした。「やめたほうがいい、高いから」「でもどんな味か試してみたい」ということで1キロの黒米を買い求めた。作り方などが書いてありイタリアからの輸入米だ。

家に帰ると早速妻が説明を読み読み作り始めた。50分くらい炊いてその間中おいしそうなにおいが家に漂う。エビとムール貝を買っていたのでそれを入れ最後にトマト。それが上の写真。食べてみるとおいしいし米も普通の米よりよく膨らむので何回も作れる。これからは時々我が家の食卓に載りそうだ。

2014年2月9日日曜日

ブラジルの猛暑

今ブラジルは猛暑。エスピリトサント州は記録的な水害の後は記録的な猛暑。毎日の最高温度は34度, リオの最高温度は天気予報によると毎日39度、40度、そして昨日は41.2度.暑くてたまらず海辺に行くとココナツ水、清涼飲料水、ビール、軽食などはスーパーで買う値段の4,5倍は取られるとぼやいている。サンパウロの1月の気温は70年ぶりの暑さだったそうだ。一番南の南大河州では70年ぶりの暑さで、州都ポルトアレグレの昨日の気温は40.5度。雨も降らず雨季にも関わらず各地で貯水池は干上がってきている。
今日のニュースで中年の女性が暑さで指が腫れ指輪が取れなくなり消防署員からとってもらっている映像が目に入った。
一方北半球では寒い日が続いて北米での大雪がニュースになっている。今日は東京でも雪で、積もるほど降ったのは何年ぶりかだと報じている。
これらは人類が今まで環境を破壊してきたことが原因なのだろうか。天体の現象も関係しているのだろうか。これを逆転する方法はあるのだろうか。とにかくもっと住みやすい地球にならないのか。あまりにも「か」が多すぎる。
昨日近所の知り合いから近くの竹林にタケノコ狩りに行かないかと電話があった。妻の返事が聞こえてきた「日中は暑いので夕方の5時過ぎにうかがいます。」、
今日、着いた時はそれでもまだ暑いので世間話で時間を稼ぎそれから日の落ちかけにタケノコをとりに出かけた。
家にいても午前中は何とか動けるが午後は5時頃までは何もする気になれない。スーパーに行くにしても5時過ぎに出かける。近所のスーパーは皆エアコンが効いているがそこに行くまでの暑い中を動きたくない。何ということだ今までこんなことを経験したことがない。年を取って暑さに耐える体力がなくなってきているのがその理由か。
家では昼からエアコンに世話になっている。それで思い出すのはリオに何年か前に行っていた時の青空市でふと耳にした会話。ブログのどこかにある。
「こう暑くちゃ、生き残れるのはエアコンを持ってるやつらかよ」

2014年1月19日日曜日

キリストは身をもって救う

                    

16日リオのCorcovadoの岩山の上に立つキリスト像に雷が落ちた。その映像がインターネットに出ていたので借用した。しかしよくその瞬間を撮ったものだ。このキリスト像には年に3回から5回くらい雷が落ちているらしい。いかに避雷針で守られてはいても100%ではない、それはその他の建造物にもいえるとコメントしてあった。この日リオには雷が4万回起きた(落ちた?)そうだ。ブラジルには「雷は二度と同じ所には落ちない」ということわざがあるが、ここを管理する神父が「いや、キリストには落ちていますね」と冗談めかして言い「しかしここを訪れる人たちの安全には万全の態勢で応じていますからご心配なく」と結ばれた。
キリスト像の右手の指先が少し削られたが去年も指に落ちその修復予算をまだ使っていないので今回のにまわすと書いてあった。


2014年1月1日水曜日

あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます!!!
新しい年の初めに久しぶりに家族全員の写真を撮ることができた。
私の70歳の誕生日でもある。
今年もみんなが元気で過ごせればそれに越したことはない。
待ちに待ったブラジルでのワールドカップ。いつもW杯の年が明ければ毎日いろいろなニュースや過去の試合の解説などあっていた。今年はそれに輪をかけた熱のこもった放送が聴けるのではないかと期待している。

2013年12月31日火曜日

年の終わりに

今年も今日で終わり。無理をしなければ痛みなしで過ごせたのがありがたい。今では家でも大晦日の恒例になっているNHK の紅白歌合戦をみた。地球の裏同士で日本とブラジルとの時差は12時間、午後の1時には終わる(ブラジルは夏時間)。いつも赤組に応援しているのだがなぜか最近は白組ばかりが勝っているような気がする。今年は昨日からクリチーバに住む娘夫婦とリオに住む長男夫婦が来てくれている。一緒の帰郷は初めてのような気がする。午後には次男の家族も顔を見せた。
12月にエスピリトサント州に降った大雨で川が氾濫し道路が切断されたり、農作物が被害をうけたり、そのせいで野菜の値段が大幅に上がったりで大変だった。エスピリトサント州だけでも26人が死亡、約6000人が避難した。ここ2,3日天気が続きこれからの復興にも弾みがつく。
そのほかに12月中にこれは記しておきたいと思ったことが二つあった。
ひとつは南アフリカのネルソンマンデラ元大統領の死とその後の世界規模の葬儀。これほど大統領や各界の首脳が集まった葬儀はなかったのではないか。ブラジルからも現大統領はじめ4人の現存する元大統領が参加した。彼は人類に大きな希望を与えた、それは「為せば為る」。多くの人が志を新たにしたのではないか。
もうひとつは何気なく聞いていたニュースがちょっと耳に引っかかった。「なに、ブラジルの女子ハンドボールチームが世界選手権で金メダルを取った。」再度聞いても耳を疑った。今までこのスポーツにはブラジルはメダルに縁がない。前回までの成績も15位、とか16位。それが優勝候補のデンマーク、セルビア、オランダしかもセルビアとの決勝戦には地元の2万人以上のサポーターのまえでこの快挙。
ブラジルチームの監督はデンマーク人。彼は決勝戦まえ一つの策を練った。デンマークはハンドボールの強国で彼も以前選手だったらしい。そこで今まで獲得した金メダルや銀メダルを取り出し選手に言ったらしい。「これが金メダルで僕のだ。そしてこちらは銀メダル。相手は強いからせいぜい君たちはこちらの銀だな」そのとたん一人の選手が金メダルを持っている腕に跳びかかった。「私はこの金メダルがほしい。」よろけた監督の上に他の選手たちも「私も、私も」と重なる。
かくして念願の金メダルを全選手がそれぞれ手にすることとなった。
実はこの女子ハンドボールのニュースは聞いて知っていたが詳細は知らなくてあとでインターネットで調べて書こうと思っていた。そしてこのポストを書き始めて「歩く百科事典(長男尚人の学生時代のニックネーム)」の存在を思い出しテレビを見ていた長男を呼び出し聞き出した。
ブラジル女子、最近強い。バレーボールではオリンピック2連勝と今年のその他の世界タイトルを独占。驚くほどの安定さだ。

さて次はなんで驚かせてくれるのだろうか。

2013年12月26日木曜日

サンタはいない


久しぶりに長男の尚人(なおと)が正月に帰って来るという。リオの国立病理学研究所に勤める傍ら週末と休日には公立病院の救急センターで働いているので休みが取れないというのでここ数年家に帰ってきてない。
飛行場に迎えに行くから30日の何時に着くのか知らせるように言ってあるのだがなかなか知らせない。しびれを切らせた妻が昨日電話した。これは尚人の奥さんダニエレ と妻との会話である。
「今日朝早く主人が起きてきていきなり言ったの“サンタクロースはいないというのが分かった”と。どうしてと聞くと“昨日の夜サンタに80インチのテレビを頼んでいたのだが来なかった”と言ったの」
「子供の頃は何かほしいものはないかと聞いてそれを買って枕元においてたからね。しかしなんて冗談を言うんだろうね」
「それがあまりがっかりした様子なので昨日からクリスマスイブの夜食を一緒に過ごそうと来ていた私のおばあちゃんが“プレゼントに買ってやりたい”と私にささやいたの」
「そうだね、おばあちゃんは尚人びいきだからね」
「テーブルを片付けていてそれを聞いていた私の母がどの位するのかインターネットでしばらく調べたの。だってブラジルではまだ生産していないらしいの。“正式なサイトではないけど約40.000Reais(約17000ドル)くらいするよ”とびっくりした様子で私にそっと言ったの。どこからそんなお金が出るというのよ。わずかな年金くらしのおばあちゃんにはかわいそうだけど無理だよ。」
「へえーそんなにするの!、私はそんなのがあるなんてことも知らなかったわ。あの子この頃よくとんでもない冗談を言って人をからかうようになったわね。小さいころは家で本ばっかり読んで口数も少なく百科事典を読むのが趣味で、歩く百科辞典て呼ばれていたのよ。あなた、呪文に縛られていたあの子を解放したわね」

横で聞いていた私はそれこそ腹を抱えて大笑い。
到着時間は後でダニエレがメールすることとなった。


2013年12月22日日曜日

エスピリトサント州の水害被害


今日も雨は降り続いている。エスピリトサント州各地で川の氾濫や排水処理の不備な所で多くの家が浸水の被害を受け約25.000人が避難しているという。雨は止みそうもないからますます被害は大きくなる。先ほどテレビのニュースで流していたが大雨の数は10年単位で調べるとどんどん増えているという。地球温暖化の影響だと専門家は解説していた。一昨日ヴィトリアに住む下の息子の家に寄ってみたが前日の仕事の帰りは膝まで浸かっての帰宅だったと言っていた。海辺の街は埋め立てして造った地域もあるので満潮と大雨洪水が重なると被害が大きくなる。
私たちの家は海抜30m。近所の水はけの悪い所や低い所に水たまりはあるが浸かることはない。しかし困るのはアスファルトの層が薄いので重い車の通った後に穴があちこちにあきそれが泥水にかぶされると分からずに車がガクンと落ちてしまう。公共工事の手抜きがこんな時に暴露される。

昨日、海の近くの知人から電話があって家のすぐ近くの州道ES10が通れなくなっているのでこちらの方には来ないようにと連絡があった。それが上の写真である。海のすぐ横の道で昨日の夜は雨が降っていて見通しが悪くおまけに交通止めも何の信号もなかったので車がそのまま突っ込んで破損した様子がテレビに映っていた。幸い運転手にけがはなかったようだ。


このエスピリトサント州に降る雨、もとをたどればアマゾン地方の大西洋の湿った空気がアンデス山脈に当たりそれがアンデス沿いに南下して途中でカーブを切って大西洋に向かってミナス州を通りちょうどエスピリトサント州(くらいの幅)で大西洋に出る。この現象を気象学的にZona de convergência do Atlantico sul と呼んでいる。だからここでは大雨でも他州では天気の時が多い。テレビでこの現象を説明しているとき思い出すのが以前NHKで見たヒマラヤ山脈と日本の気象との関係。インド洋の湿った空気がヒマラヤ山脈にあたりそれが東にそれて日本に行くという話。これは全くの驚きであった。