2011年7月1日金曜日
こんにゃく
今朝裏庭を回っていた妻が大きなこんにゃくいもを掘って持ってきた。計ってみると1.8キロ。さっそく写真に収める。妻のところはサンパウロにいた時から作っていたのでこちらに移って来てからもいつも植えている。種になる芽の出ている芋はサンパウロに行ったときに買ってくる。一年でより大きな芋になりそれを植えると更に大きな芋になる。そこで掘って台所でのプロセスの後あのこんにゃくが出来上がる。サンパウロにいた時、家ではこんにゃくは植えていなかったのであのこんにゃくが芋からできたのだとは思いもしなかった。妻の家に遊びに行った時に知った。よく考え付いたものだと感心する。
ここVitoriaでは日本人が少ないせいでこんにゃくは売っていない。近くの大きなスーパーでは日本米、みそ、しょうゆ、とうふなどは手に入るがこんにゃくは無理だ。もちろん日本人の多いサンパウロとかパラナでは手に入るが。
移民も最初のころは自家用にみそ、しょうゆ、とうふ等は自分のところで作っていたものである。妻はおばあちゃん仕込の味噌を一年に一度一年分作る。豆腐は以前大豆を冷やしミキサーで作っていたが今は近くに豆腐屋さんをやっていた伊藤さんがおられるのでできたての豆腐をいただく。まだ温かくて柔らかい豆腐をいただくと幸せな気分になる。ありがたい。しょうゆは今はどんなスーパーでも売っている。大根、白菜もたやすく手に入るようになった。子供たちがいたころはブラジル食6日本食4くらいの割合だったが今はそれが2対8くらいだ。
昔は年に一度の休暇の帰りにはサンパウロから車一杯の日本食を積んできていたものだ。ある時警察に止められ開けたとき商売をしているのかと聞かれ一年分の日本食だと言ったら無事通してくれたのを思い出す。
去年あたりからこんにゃくを作るときのこんにゃくいもの芽は少し大きめに切り抜きその芽が少し大きくなったのを畑に植えている。以前は芋に包丁を入れる度に「ごめんね」と念仏を唱え涙を流していたが、これで芋は永遠の命をつなぐことになり芽出度し!芽出度し!
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