2014年11月27日木曜日

フロリアノポリス Florianópolis


上の写真はWikipediaからとった

娘の住むCuritibaに年に1度か2度行っている。いつもリオ、サンパウロ経由だが今回はパラナ州の南、サンタカタリーナ州の州都Florianopolis まで行き、そこからはバスでドイツ人が開いた町Blumenau で娘夫婦が車で待ち受け一緒にドイツ村を見学し帰りは婿の運転でクリチーバに向かうとプログラムを組んでいた。

ある日航空券を調べているとマイレージを使うと遠いフロリアノポリスがクリチーバより少なくてすむ便を見つけた。これはめったにあることではないので早速予約した。

フロリアノポリスは面積の約97%が島でブラジルで島が州都になっているのは私たちが住んでいるエスピリトサント州のヴィトリア、マラニョン州のサンルイースそしてここFlorianopolis (親しみをこめてFloripa (フロりパ)と呼ばれている)。

ここの島はヴィトリアと違って大きく、大陸に沿って細長く南北平均55キロ東西平均18キロでここは観光地としても知られ住民は約47万人だが夏のレジャーシーズンには国内、国外、特にアルゼンチンからの観光客で島の人口は約2百万に膨れ上がるとはツアーガイドの話である。ブエノスアイレスからは毎日直行便が着く。

宿はいつものようにダウンタウン地区のホテルにとったので旧市街の観光スポットは歩いて行けた。
                               
               ブラジルどの町にもある旧市街のシンボルともいえる大聖堂

                                                           大聖堂前の公園、中央に大きな木があった。

昔この辺は海で、後ろの建物は当時は船荷の税関所、今は土地の民芸品店
になっていてお土産用の貝細工レースの編み物など多数置いてある。妻の頭の後ろに
見えるのは手でレースを編むときに使う用具の拡大版でツアー仲間の一人は自分は
ボーリングのピンの拡大版かと思ったと言っていた。





        フロリアノポリスはカキの養殖でも有名でブラジルが輸出する80%から90%は
        ここ産だと言っていた。なんでも海水の温度が高いのでここでは数か月で市場に
        出せるのだとはツアーガイドの説明。養殖場の前にあるバール(軽飲食店)で大き 
        なカキと店自慢のPinga(サトウキビ蒸留酒)でランチ。
島の周囲には100の浜辺がありほとんどが観光客がレジャーを過ごす所でホテルなども整っている。しかしまだ島の南の方は昔ながらの漁師村がありエビや魚がとれる。昼食にエビのフルコースを頼んだがあまりに多くて食べきれなかった。

フロリアノポリスは国内、近隣国のほかにヨーロッパの国からも観光客が来て、
不動産を買求めているそうだ。島の北の方は砂浜海岸でその中でもイギリス人ビーチは有名でその名を冠したコンドミニアムがあったので写真に収めた。多くのアルゼンチン観光客を見かけた。通りにはアイスクリームを売る店が多く私たちもPistacheを試したが美味しかった。
Praia do Forte, きれいな浜辺が広がる
大聖堂前公園の傍にこの地が生んだ有名な画家Victor Meirellesの生家
がこじんまりとした美術館となっていて無料で一般公開されている。
1850年代ヨーロッパで約10年間国費奨学生として絵を学んだ彼の作品が
並べてありおまけに詳しいAudio Guideまで無料。ヨーロッパでは高く取られる。
下は彼の作品、Primeira Missa no Brasil (ブラジル最初のミサ)。
1500年4月22日のポルトガルによるブラジル発見後の26日に挙げられた
ミサの様子を描いている。1860年の作品。


この絵はWikipediaからとったものである。


                     さらば、フロリアノポリス


0 件のコメント: