2015年11月30日月曜日

東京7景 その1 スカイツリー

東京に行ったら是非スカイツリーに上って見たいと思っていた。NHKのニュースで建設中から映像でフォローしている(これ日本語で書こうと思ったけれど頭に浮かばないのでフォローとなった)。

生活の中で日本語で書くのはこのブログくらいのものなのですぐ思いつかないとついカタカナ英語に頼ってしまう。ブラジル語でなんというかな、それに当たるカタカナ英語はと考える。しかし日本語は便利がいい、漢字を使うから一目でわかるし読むのも速い。そして同じ内容を書くときにスペースが節約できる。私はいつも小さい手帳を愛用している。日本の住所などは一行で書けるがこれがアルファベットを使うと2,3行にはなる。

今心配しているのはブラジル語は成人後に覚え、無理に詰め込んだものなので段々忘れてきているような気がする。おまけにボケが加わっては手の付けようがない。この旅行記も息子の嫁さんから注文がきている。昔のようにブラジル語訳も出してちょうだいと。しかし今はそれは時間に取られる。以前のように素早くはできないので日本語だけになってしまった。そして私自身も日本語の方が便利だと思うようになってしまった。

さてスカイツリーがとんでもない所に傾いてしまった。高さはムサシ(634m)で覚えやすい。これは設計の時から意図されたものか。今調べると武蔵国の語呂合わせも考慮されたとある。

下から見るとそびえ立っている。
近くからだと634mはカメラに収めきれない。


350mの第一展望台から450mの第二展望台まで行く。天気だったが空はかすんでいて残念ながら富士山は見えなかった。




長野 駒ケ根

長野県駒ケ根市の妻の親戚を訪ねた。34年前は新宿から乗り換えなしで行け、わりと早く着いたように覚えている。今回は中央線松本行に乗り岡谷で飯田線天竜峡行に乗り換えた。プラットホームは0番で2両編成のワンマン電車。0番ホームなんてちょっと戸惑った。東京を早く出たのだが駒ヶ根に着いたのは昼前だった。

新宿からは特急あずさに乗り途中で「世界遺産ハンター」は大月で降り富士山を目指した。

駒ヶ根駅で妻の母のいとこ夫妻が車で出迎えに来てくれていた。昼食の後、家にうかがい話が弾む。なんでも車の交通の便が良くなったので電車に乗る人が減ったということだった。




山々は少し赤みがかっていた。長野に近づくとソバ畑が増えてくる。そして駒ヶ根に近づくと遠くに雪をかぶった山々をみる。後でそのことを話すとそれは日本で二番目に高い山でしょうと言われた。ちょうどAenderが大月駅で降り富士山に向かった後、私たちは車窓から初冠雪の富士山を見た。そして駒ヶ根に行く途中今度は日本で二番目に高い南アルプス北岳の初冠雪を見たことになる。富士山の名は世界中に知れ渡っているが二番目い高い山は日本人でさえ知らない人が多い(と思う)。私は知らなかったので今調べて知った、標高は3193m。駒ヶ根からは南と中央の二つのアルプスが見える。駒ヶ根駅を降りると中央アルプスの最高峰駒ヶ岳のロープウェイ行きのバスが止まっていてリュックをからった人達が乗り込んでいた。34年前に来た時はロープウェイで標高2612mの千畳敷駅まで登りお花畑を見た。今でも忘れられない光景だ。



日帰りなので名残惜しいが駅まで送ってもらった。皆さんお元気で!

2015年11月29日日曜日

日光東照宮

成田から東京、そして新幹線で岡山、博多、鹿児島まで、それから大阪、京都、奈良、名古屋そして再び東京に戻ってきた。あとは東京をベースに回ることとした。

東京から一番の世界遺産といえば日光の東照宮。上野駅から新幹線で栃木の宇都宮までそこで乗り換えて日光へ。電車の中には外国人がけっこういた。

新幹線の車両が二つひっついてる。途中で切り離して別々の所へ行くらしい。
スタイルが良くなっている



葵のご紋がはいっている

見ざる 言わざる 聞かざる、 家康はかくして天下をとったのか

東照宮は三代将軍家光が家康を神格化するために今に見られる荘厳なものを建てたものである。
岡崎城で家康と竹千代(家光?)の坐像を見た


左甚五郎作の「眠り猫」、列が長いのでシャッターは見当をつけて押した

こんな門どこかで見たぞ!と思ったら二条城でした。道理で。


国宝陽明門は大修理中

帰りに日本庭園逍遥園に寄る。もう紅葉が始まっている。赤く染まればさぞ美しいだろう。


2015年11月28日土曜日

古都 奈良

奈良はやはりこの言葉がしっくりくる。京都は観光で見て回りだが、奈良はその時代に浸ることが出来る。 もちろん観光客や修学旅行の生徒達は多い。 しかし街と交じりあっていないので気持ちが落ち着く。
法隆寺の聖徳太子の聖霊院などひよっとしたら座っておられるのではないかと覗いてみたりする。
また大仏殿は日本の仏教の歴史を考えさせてくれる。私は中学時代から歴史は好きだった。父とよく議論していたことを思い出す。

法隆寺を見学していると鐘の音が響いた。正岡子規の有名な「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を思い出して思わず口に出した、そして周りにカキが売ってないか見渡した。この句が
あまりにも有名なので私の場合は「鐘なれば柿が食いたし法隆寺」となった。

奈良は鹿が多い。娘の理奈は34年前来た時、鹿に追われて鹿せんべいを取られたので今回は警戒したが結局同じく追われて取られてしまった。しかし鹿が昔より増えているような気がした。

春日大社、興福寺と世界遺産を訪ねて帰る。 京都と違って歩いてたどっていけるのも助かる。

去年ブラジルの北部地方を観光旅行している時(2014年5月18日のポスト)、日本からの若いカップルと知り会った。彼らは世界観光プロジェクトを実施中(?)でその時は南米周遊の途中だった。その時奈良に住んでいると聞いていたので連絡すると夕食に招待してくれるという。ホテルまで迎えに来てくれて両親の住んでる家に連れて行ってくれた。車が暗い所に泊まってバックしだしたので道を間違えたのかと思っていたら田んぼの中の家に止まっていた。稲を刈り取ったわらの匂いがしていた。農業は副業でいままで米を買ったことがないと言われた。自分で作る米はおいしいだろう。奥さんは英語熟の先生。皆で話が弾み再会を約して帰路に。またブラジルで会いましょう。

法隆寺の門

五重塔

聖霊院

夢殿
JR 法隆寺駅

奈良の大仏

大仏殿

仁王の前で二頭の決闘?



興福寺の五重塔

春日大社



京都 その3 

比叡山延暦寺を目指して上る途中、日本一の琵琶湖と滋賀県大津市を望む

鐘をついて祈る

延暦寺は心が鎮まる

宇治平等院


世界遺産 天龍寺の庭園

天龍寺の達磨図と

天龍寺近くの竹林で

伏見稲荷の外国人観光客の多さ!

伏見稲荷





2015年11月27日金曜日

京都、その2 和食と紅葉と日本庭園

今回の訪日でいろんな所で和食をご馳走になった。京都でいとこの友達の寿司店で頂いたすしの味、とろのおいしかったこと!! ブラジルでは絶対に食べれないと思って欲張って食べ(過ぎ)てしまった。 ブラジルをはじめ、世界の国々で寿司がブームになっている。ブラジル、サンパウロでは国民的人気のChurrascaria (バーベキューレストラン)より寿司店の数の方が多くなったらしい。しかしそれはその国の人の嗜好に合わされたもので日本食とは言えるかも知れないが決して和食とはいえない。世界遺産の和食が広まれとエールを送る。

桂川に掛かる渡月橋、嵐山(Arashiyama)、京都の秋の風物詩紅葉がかすかに始まっている。

嵐山 らんざんホテルにて Ranzan Hotel



寿司店にて 




宝厳院 Hougon-in
灯台下暗し! 宿泊していた「らんざんホテル」の真ん前に京都でもっとも美しい紅葉と言われている宝厳院の庭に入ってみた。残念ながらまだ紅葉はうっすらと始まったばかりだったが、静かなたたずまいの中でお茶とお菓子を味わった。石の池があった。



永遠の都 京都

日本へ観光に行く外国人で京都を逃す人はまずいないだろう。京都は2年連続世界で一番行きたい観光地に選ばれている。確かに外国人をよく見かける。街を着物で散策しているカップルがいる。さすが京都! 情緒豊かだなーと感心する。しかしすれ違いに聞こえてくるのは中国語。「着物レンタル着付け付き」という看板を見かけた。おまけに修学旅行シーズンでどこも人でいっぱい。こんなことを一緒に廻っている福岡のいとこに言うと「まだ紅葉の時期じゃないからこれくらいだけど本当の観光シーズンはまだこれからだよ。」 

京都へはいとこがわざわざ福岡から奥さん、長男連れで同行してくれている。私たちが大阪から京都駅に着くと待っていてくれてタクシー2台に分乗して回ることとなった。そして既にブラジルからもう一人「世界遺産ハンター」も一緒だと知らせてあったので、効率よく二日間で出来るだけ多くの世界遺産を回れるようにスケジュールが組んであった。

京都は町全体が世界遺産みたいなもので17のお寺・神社などがが世界遺産として登録されている。そのうちの半分以上の九つ回ることが出来た。その他、国宝の三十三間堂 (どうして世界遺産の中に入っていないのかわからない)、八坂神社、そして外国からの観光客に一番人気のある伏見稲荷なども周った。またあまり人に知られていない小さいお寺なども静かな趣があった。

中学の修学旅行でも34年前の子供連れの京都見物でもこんなに回ったことはない。これも皆、福岡のいとこの計らいで実現したもので有り難い。世界遺産ハンターことAenderも彼のブログ (www.aender.com.br) の京都編(PH195: PHとはポルトガル語での世界遺産Patrimônio da Humanidade の頭文字で京都は195番目となる) で感謝の言葉を述べている。

彼は日本語が少しわかるので日本での連絡はWhatsAppで日本語で交信しあった。来る前は勝手がわからないからと一緒に行動したが4,5日して慣れてくると一人であちこち回った。私たちが親戚を回っている間に広島では世界遺産の原爆ドームと厳島神社の二つの世界遺産を見てまだ時間があったからと西条の酒祭りに行ってきたと写真を送ってきた。私が全然知らないことも知っていた。一人で富士山や世界遺産候補の鎌倉などにも行ってきた。 これで自信がついたのか「2,3年の間にもう一度来ようかな」と、もらしていた。

三十三間堂
柱と柱の間が33あるのでその名で呼ばれる。約120mで世界で一番細長い木造建築



八坂神社、縁結びの神様大国主神社も境内にある

祇園





娘のリナはブラジル、外国を問わず、珍しいマンホールのデザインがあると写真をとっている。
日本でも行先々撮っているので後で整理してみよう

ガイドブック片手にAender, 錦市場、食べ物天国
狭くて広い龍安寺

下鴨神社のさざれ石


下鴨神社の太鼓橋

この道はいつか来た道、ああ、そうだよ、哲学の道だよ

静かなたたずまいの銀閣寺

清水寺、実際に飛び降りる人がいるとか

絵になる金閣寺
金閣寺の茶屋で一服

徳川の威厳を示す絢爛豪華な二条城