2008年12月28日日曜日

年のおわりに

2008年もあと三日。今年の終わりにこんな経済恐慌がおそってこようとは誰も想像できなかっただろう。アメリカの住宅事情の悪化が世界の金融、経済界の混乱を引き起こし果ては生産業にまで影響を与えた。各国の政府が連携してこれに対応していこうとしているが早急な巻き返しは可能なのだろうか? この世界規模の不況、今多くの人々の生活を脅かし重くのしかかっている。一日も早く回復の兆しが現れるよう祈っている。
今年はブラジルへの日本移民が始まって百年ということで記念祭が日系集団地の多いサンパウロ、パラナ州をはじめ各地で行われた。日本からも皇太子が来られ各界からも多くの参加があった。ここエスピリト・サント州でも州議会の発案で日系人のこの州への導入、援助などに貢献された人達また移住者高齢の方たちが表彰された。日系協会主催でもカルロス・ゴーメス劇場で同様の表彰式があり桜の記念植樹も行われた。これから日系社会ますます発展してブラジルの中に溶け込み活動範囲を広げてほしい。
どこにいてもこの時期は過ぎ去ったことを懐かしく感じさせる。自分も若くないということなのか。日本で約17年、ブラジルで48年。私は一月一日生まれ、あと四日で65歳の誕生日を迎える。元旦はその日自体がめでたい日なので私の誕生日は忘れられがち。妻がケーキを作ってくれるがご馳走の後なのでほとんど誰も食べない。正月は忙しいからケーキは作らなくてもいいと言ってあるのだが。「誕生日のケーキを食べないと誕生日ではない」とは隣の奥さんの口癖だが、その勘定だと私の歳は30歳前後か? 
来年は丑年、忍耐を強いられる年になりそうだ。

0 件のコメント: