二月九日から大ヴィトリア都市圏でも地上デジタル放送が始まる。サンパウロやリオなど大都市では以前から放送されている。デジタル放送を導入するにあたり通信省は色々調査した結果日本の技術を採用した。一般庶民誰でも無料でみれるというのが魅力だ。新聞でもどういうタイプのテレビを買うと100%機能を活用できるとか詳しく載せている。また今回のデジタル化はテレビが発明されて以来の大革命だとも述べている。テレビ放送(放映?)が始まって五十数年だと思うが以来大衆娯楽の王様の座を占めてきた。多くの人にとってテレビのない生活など考えられないのではないか。日本にいた頃は近くの伯母の家で見る力道山のプロレスの試合が楽しみだった。こちらに来てからは数年電気のない生活を送ったのでテレビとは縁がなかった。その後テレビを買ってからはブラジルのテレビ番組を観るのだが午後6時頃から10時頃まで中にニュースを挟んでの三本のドラマは皆の楽しみで日常会話でも持ちきりの時がある。テレビドラマの俳優たちの演技のうまさは言うまでもなくカメラマンたちのアングルの撮りかたなど感心する。以前外国の電子機器やコンピュータ機器の輸入制限があったが私は当時よく人に機器の輸入を自由にし良い機器を使わせればブラジル人は創造力を十分に発揮しその製品を輸出できると言っていた。実際ブラジルのドラマは世界中に輸出されている。よく知られているがサーカー王国ブラジルのワールドカップ時の熱狂はすさまじい。一億数千万のブラジル国民がナショナルチームの監督にはやがわりする。これもテレビなしでは語れない。
今日の大ヴィトリア都市圏の地上デジタル放送の開始を知らせる記事の終わりはこう結んであった 「皆さん、未来へようこそ!」
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