2012年8月5日日曜日

Yamaguchi Falcão Florentino


昨日オリンピックのボクシングを見ていたらブラジルの選手が81キロまでのクラスで勝ち準々決勝に進んだ。実況で盛んにヤマグチ、ヤマグチと言っている。日系人かと見ていたらどうも違うみたいだ。名前を見るとYamaguchi Falcão Florentino と出ている。どういういきさつでこういう名前がついたのか興味深いので今日の新聞に何か載っていないかと思って開けたら何と彼はCapixaba(カピシャーバ=エスピリト・サント州出身)で今はサンパウロ州に住んでいるという。ヴィトリアに山口という人が柔道を教えていると聞いていたが何か関係があるとすればここらあたりしかない。後でよく調べてみよう。
このことで思い出したのが家の近くの建築材料店の若い従業員。最近家のリフォームをしたので度々寄って顔見知りになった。いつも伝票を見ながら何か口の中で、もぞもぞ言っている。ある日私に聞いた。私の名前はどう発音するのかと。「ヒサヨシ・サエキ」だと言ったら、初めのは4シラブルで難しいが後のほうは3シラブルで簡単で気に入ったと言う。何を言っているのかとわけを聞いたら自分の子供にはありきたりの名前は付けたくない、あんたのその「サエキ」は気に入った自分の子供の名前につけると言ったので、もしお前がその名前をつけるなら出産祝いに良いプレゼントを持って行くよと冗談に笑いながら言った。それから何回か彼に会うたびに「おい、サエキは生まれたか?」と呼びかけている。しかし聞くところによると彼はまだ独身、いい加減な冗談は言うなと馬鹿にしていた。
しかしである、今日のこのことからひょっとしたらいつかどこかで「サエキ」と言う名のぜんぜん日本人とは関係のないブラジル人が現れないこともないなという気がしてきた。

0 件のコメント: