2007年2月5日月曜日

兄、弟、姉、妹

ブラジル人との会話のなかで困ることがある。
友達と道でばったり。女の人と一緒だ。“やあ、君に紹介しよう、私の姉妹のマリアだ” 姉さんなのか、妹さんなのか、どっちだろう? 西洋の言葉には一語で 兄とか弟、姉とか妹とかを表す言葉がない。年上の兄弟、姉妹 年下の兄弟、姉妹と言っている。これもおかしな訳だ。逆に日本語には一語で自分と兄、自分と弟との関係を表す言葉がないと言ったほうがいいのだろうか。これは東洋が兄弟、姉妹を縦の関係と見て、西洋が横の関係と見ているという違いなのだろうか? それにしてもうちに帰って家内に“さっき、マリアさんという友達の姉さんか妹さんか知らないが道であったよ”と言うと “姉さん?妹さん?どっちだった?”と突っ込んでくる。“まあ見たところ、目元にしわがあったから姉さんだろう”と危なげな推測をする。ああ、これが日本語だったら簡単なのだがなあ、といつもためいきをつく。 

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