2016年7月18日月曜日

テロの脅威

フランス革命の発端となった1789年7月14日のバスティーユ襲撃を記念して世界的に有名な観光地であるフランスのニースで行われた花火大会に思いがけない大惨事が起こった。花火を見ようと家族で集まった群衆に大型トラックが突進し84名の死者と約200名の負傷者がでた。
テロ行為かどうかは今取り調べ中らしいが驚いたのは今までのテロによる大量殺人が銃器や爆薬などの火器を使っての行為だったのが今回は大型運搬車を使ってのことだったので複雑な気持ちになった。これではテロを防ぐための取り調べや警戒態勢が取れないではないか。と同時にほかの手を使う可能性も否定できない。世界を震撼させた2001年の9月11日は途中から会社の事務所で実況を見ていたがそれが実際に起こっているなんて信じられなかった。ハリウッドでも思いつかないアタックではないかと思った。

今世界各地でテロが起こっている。私もこれから知らない土地への旅行は二の足を踏む。バングラデシュでは日本人がテロの対象となり7人が犠牲になった。ヨーロッパでもフランスを始め各地でテロが起こっている。アメリカでは銃器規制が出来ず最新の銃器を一般の人が買うことができるという。アメリカ独立以来の国民の権利で憲法にも謳われている。しかしそれによって時々無差別殺人が起きる。
銃器についてはブラジルは一応登録などの規制はあるが徹底しておらず闇の取引が絶えない状態で完全取り締まりは難しい。ブラジルでは「宗教とサッカーの議論は禁物」という経験に基づくことわざがある。特に知らない人とは気を付けないと喧嘩のもとになるし果ては殺人事件にまで発展する可能性がある。サッカーの場合、熱狂的なサポーター達が多く、負けると自分のチームにまで野次をとばす。サンパウロやリオの大都市のライバルチーム同士の試合だと熱狂サポーター同士の喧嘩が起きる。それに巻き込まれないためには応援チームのシャツは着ていかないほうが賢明。

8月5日開催のリオ・オリンピック、今テロ対策に力を入れている。軍隊まで動員しての総勢8万5千人でのオリンピックセキュリティー。速やかなゲームの進行と選手及び国内・国外からの観客の安全を守るための万全の警戒態勢を敷くと言っている。すでにテロ対策のシムレーションまで行われているのをテレビで観る。
待ちに待ったスポーツの祭典ブラジルでのリオ・オリンピック、運行の無事と成功を祈っている。

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