2008年4月22日火曜日

日本語の おもしろさ と むつかしさ (II)

きのう(昨日=ontem)のブログはほかのことを かく(書く=escrever)つもりでした。
日本語のだいめいし(代名詞=pronome)はたくさん(沢山=muito)あるということ知っていますか。
まずじぶんのことをいうときは わたくし/わたし(私)を使いますが かいわ(会話=conversação)では ぼく、おれ、わし、うち、あたし、etc.,
はなす(話す=falar)あいてをさすときは あなた をはじめ きみ、おまえ、きさま、etc.。
会話をしているひと(人)いがいの人をさすときは かれ、かのじょ そして たいていは その人のなまえ(名前=nome)を使います。また その ちほう(地方=região)だけに使われるものもあるし、じだい(時代=época)によっても ちがいます。
日本語では だんせい(男性=sexo masculino)が使う代名詞とじょせい(女性=sexo feminino)が使う代名詞、あるねんだいの人によく使われる代名詞などもあります。
せいべつ(性別=diferença de sexo)にかんけいなく使われる わたくし/わたし、あなた、そして 男性に使われる かれ(彼=ele)、女性に使われる かのじょ(彼女=ela)は せいよう(西洋=ocidente)のえいきょうをうけた めいじ(明治)いこうに作られたのではないかと思います。
おれ とか ぼく とかはおとこ(男=homem)の人が使い、うち とか あたい とかは おんな(女=mulher)の人が使います。ふくざつ ですが べんり なときもあります。

よく西洋の本にすうにんの会話がのるとき、―――とだれが言ったとか、―――とマリアが言ったとか説明をつけねばなりません。しかし日本語のばあいは、男か女か、こども(子供=criança)か せいねん(青年=jovem)か ろうじん(老人=idoso)か、とかい(都会=cidade)にすんでいるのか いなか(田舎=roça)の人か などがわかっているとあとはせつめいが いりません。それぞれの人が使う代名詞やごび(語尾=sufixo)でだれが言っているのかわかるからです。語尾に わ をつけるのは女性です。女性らしさもあらわせます。

ある ねんだい(年代=faixa de idade)の人によく使われる代名詞についての私のはなしです。
私はずっと子供のころから自分のことを ぼく といっていました。ブラジルにきたのが16歳のときでその時もまだ ぼく でした。ずっとかぞく(家族=família)で田舎にすんでいたので 27さいまで ぼく でとおしていました。そのごまちにでて日本のかいしゃにはたらいているひとたちと話す機会が増えてその時ある会社をたずねたとき二世(nissei)の青年が自分のことを わたし と言っているのをきいておとなっぽく見えてかっこういいなと思ったのです。それから わたし を使い始めました。田舎にいたとはいえ まったく恥ずかしいかぎりです。
自分のことをどう言っているか こんど日本人と話す きかい(機会=oportunidade)があったら気をつけていてください。
ではまた!

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