2011年2月18日金曜日

Lei de Murphy – マーフィの法則 その5

さて次の日、朝早く起きるべく目覚ましを4時にセット。飛行機は10時だが天気になりそうなので混雑するだろうと思ったからだ。荷物をまとめエレベーターの前へ。もう10人ほどが待っている、しかも荷物一杯で。最初のエレベーターが降りてきた。満員だ。次も一杯。次々と降りてくるのが一杯で皆にあせりが。「いったい、いつになったら降りれるのだ。同じ階のほかのお客さんも周りに集まってくる。10台以上やり過ごした後やっとのことで割り込んだ。しかし降りたはいいが今度はチェックアウトの列の長いこと! うねりにうねって少しずつしか進まない。やっとチェックアウトが終えたのは8時。ホテルの前で空港までのシャトルバスを待って乗り込む。街に積まれていた雪が溶け出してスーツケースを引っ張っている人たちは歩きにくそうだ。空港の周辺の道は車で一杯、ものすごい渋滞。短い距離だが1時間半かかる。すぐにチェックインの列に入る。まだ受け付けている。全ての便に遅れがでているのでなんとか席をとれた。ようやくサン・フランシスコ向けの飛行機に乗る。機内で配られている新聞を見ると「Century Storm」(世紀の嵐)というセンセーショナルな記事が目に飛び込んできた。アメリカの東海岸の州を襲い死者114人とでていた。これには雪かきで心臓発作で亡くなった人もふくまれているとあった。いまCentury Storm とグーグルで検索すると下の記事がでてきた。

Some called it the Superstorm; others, the Storm of the Century. Both names were well- earned. When three independent weather patterns converged in the Gulf of Mexico in March of 1993, the resulting storm system caused three days of crippling snow, whirling seas, coastal flooding, blizzards, tornadoes and bone-chilling cold. The amount of snow and rain that fell during the storm was almost biblical -- 44 million acre-feet -- "comparable to 40 days flow on the Mississippi River at New Orleans," according to a National Climatic Data Center report.

雑誌や新聞を読みながら時々窓から外を眺める。アメリカの中部はすごい平原だ。ブラジルの景色を見慣れている私にも恵まれている国だなという印象を受ける。ロッキー山脈を越えるとすぐにサン・フランシスコ、ふと時計に目をやる。なにっ、乗り継ぎの飛行機が発つ30分前ではないか。そわそわしだす。着いたのは25分前。とっさに目当てのゲートに向かう。幸い荷物は成田直行で取らないでいい。ファイナル・コールがアナウンスされていた。脱兎のごとく乗り込む。さてこれで日本につけるか。疲れがどっと出てきた。

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