9月19日にブラジルを発って10月20日に帰ってきた。こんなに長い旅をしたのは初めてだ。
それからサンパウロ近郊の親戚を回ったり, お墓参りをしたり、妻の姪の結婚式に出席したり、姑を預けていた妻の弟の所のリフォームを監督したり、結構忙しく過ごし我が家に帰ってきたのは11月4日。それから45日の間にたまっていた用事を片付けた後、記憶がまだ新しいうちにとブログに旅行記を書き始めた。
今まで海外旅行をしたときはノートパソコンを持って行っていたので大抵その日のうちに出来事を書いていた。まだ頭も体も今よりは良く働いていた。今回は夜は次の日のスケジュールをたてるのに当て、ノートパソコンは持って行ったがインターネット・バンキングなどに使った。便利が良くなった、地球の反対側からでも銀行やカードの支払いなどが出来るので人に頼まないでもよい。
旅行記を書くにあたりまずパソコンに写真を整理することから始めた。それを日付順に整理しその中からそれぞれ訪れたところから数枚ずつ選びだし記憶をたどって書き出した。何もメモしていなかったので思い出すのに時間がかかったり思い出せなかったりした。
今回日本に行って親戚、友人、知人、学友に世話になった。どこでも最大のもてなしを受けた。何十年経っても変わらぬ人と人との絆、あたたかい気持ちを感じた。日本にいつまでもいたいという気持ちまでふつふつと湧き上がってきた。日本の洗練された懐石料理を行く先々でご馳走になった。実を言うと懐石料理をそれまで頂いた記憶がない。34年前はまだ子供たちが小さかったのでゆっくり味わっていただくことなど出来なかった。今は定年退職の身、そして迎えて頂いたところも時間に余裕があってゆっくりした時を過ごすことが出来た。ありがとう。
和食、日本伝統の食べ物だがまた和やかな食べ物でもある。すしのおいしかったこと。そして色々なその土地の料理の繊細な味。一つ困ったことが出来てしまった。ブラジルに帰って来て以前のように食べ物がそんなに美味しく感じられないようになったこと。時間が解決してくれるだろうか?
頭の中からは細かい記憶がどんどん去っていく。書いておけばその状況は蘇る。そう思ってこのブログは今私の日記帳になっている。これをたどればまたいつでもその場面が再生される。
いつでも皆さんに会いたいと思えばこれをめくればよい。
私の人生で最高の思い出をありがとう。
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