昨日の有機栽培の野菜・果物の夕市(午後3時頃から7時まで)で上の写真の果物を見つけた。まだ食べたことは無い。Abiuという果物だそうだ。帰って調べてみた。原住民インディオの言葉で「先がとがった黄色い果物」という意味でまったく見たとおりのものだ。 中に黒い種があり果肉はさじですくって食べると少し甘い。この果物はドイツ系の農家の人が自分の庭の木からとって持ってきたもので数も少なくすぐ売り切れてしまった。ブラジルにはまだまだ私達の知らない果物がある。
今テレビのニュースで騒がれているのはZikaウイルス、リオ・オリンピックそれにに政界の汚職。
ここエスピリトサント州でもZika熱の調査と対策を検討すると言っている。ブラジルでは最初Zikaウイルスが胎児の小頭症を引き起こしていると発表されたが詳しい調査で小頭症の5280人のうちの2112人がジカ熱によるものと訂正された。まだまだジカ熱との戦いは始まったばかり。
ここエスピリトサント州はジカ熱よりデング熱の方が問題で記録的な罹病率。ジカ熱、デング熱、ともに同じ蚊が媒介するので心配だ。
しかし私がわからないのはどうして急に中南米に広まったのか。
調べて見るとジカ熱は1947年ウガンダのジカ森に住むサルがかかっているのが発見され、それが1954年に同じアフリカのナイジェリアで人に感染したという。しかしどうして今まで聞いたこともなかったこの病気が急に広まったのか。(これは信用ならないが)テレビで2014年のワールドカップで世界中から人が沢山集まったからだと言う。まさかね?
アメリカが、ジカウイルスの感染が広がっている地域への妊婦の渡航自粛勧告を出して以来航空便の予約が世界的に減少しているという。リオ・オリンピックへの影響が気にかかるが昨日ブラジルの大統領との会談で国連のWHOのチャン理事はオリンピックへの支持を語ったという。
オリンピックの聖火は4月21日ギリシャで点火され5月8日からブラジル各地を回り8月4日にリオに着きそして8月5日からオリンピックが始まる。ブラジルは今政治経済ともに大揺れだがスポーツの祭典だけは立派にやり遂げてほしい。
政界とブラジル石油公社Petrobrásとの汚職の連邦警察による取り調べが始まって以来1年が経過したとニュースが伝えていた。次から次へと現れる新しい 事実、いつ終わるのか誰も見当がつかない。この政界の混乱が招いたブラジル経済の不況、そして今日はアメリカの投資信用格付け社がブラジルの国際信用を8年前のランクまで落とした。ブラジルの政府はまだ軽く受け止めているが中短期の明るい見通しが立たない今心配だ。
今週は去年の10月18日から始まった夏時間が終わり日本との差は12時間に戻った。日本のNHKを見ているが時間表を見ていても午前と午後との差はあるが同じ時間なので助かる。政府はこれでお金にして約4千万ドルの節約になったと公表した。
年によっては時計を1時間進めずに過ごしたこともあるが、二つの時間を使い分けるのはかえってストレスが増えるので今年は開始同時にすべての時計を1時間進めた。初めてだが案外気にせずに過ごすことが出来たので次回からはこれで行く自信(?)がついた。
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