オリンピック男子サッカーの初戦、ブラジルは南アフリカと0対0で引き分けた。同グループのイラク対デンマーク戦がやはり0対0で引き分けたので4チームとも同じスタートラインにいる。2戦目の7日、ブラジルは結果を出さないと観客から今日よりも激しいブーイングを受けることになる。
後半の14分からは南アフリカ選手の退場でブラジルは一人多かったのだがそれでも点が取れなかった。それどころか南アフリカチームは動きも機敏でブラジルは押され気味。こんな試合にお客さんは満足するわけがない。試合が終わると観客はブーイングで選手たちも固い表情でピッチを去っていった。
ジカウイルスには外国の選手たちも心配していたようだがリオでブラジル人に聞くと全然気にかけてないと言って陽気に話しているので自分も気が楽になったという記事を目にした。
私達の周りでもニュースでは見るが話題に上ることはない。小頭症のニュースなどは以前北東部に見られたがそれも今はあまり聞かない。今年の冬(?)は去年より涼しくリオの最低気温の平均は15度くらいらしい。暑い冬だった去年に比べると4度くらい低い。これは去年が特別暑かったからなので気候がリオに近いここエスピリトサント州も同じで今年は寝るときは毛布と掛け布団の世話になっている。こういう気候の変化も影響を与えているのかも知れない。
今リオの交通事情は市民にとって非常に悪い。 オリンピックのために渋滞を改善するための道路工事はしていないので苦肉の策で三車線の所は1車線はオリンピック専用にし他の2車線を一般の車用とした。テレビで映しているが往復それぞれ1車線はがら空きそして他の2車線は渋滞でゆっくりしか動いていない。オリンピック専用車線に入ると罰金と違反ポイントが加算されるので誰も冒険はしない。交通局や市役所の監視カメラが張り巡らされているので従うしかない。運転手にインタビューしていたが「普通は仕事場まで20分から30分かかるが今は1時間半くらいかかる。しかしこれはオリンピックの期間中だけなので我慢するよ。これでオリンピックがうまくいけばいいけど」と答えていた。誰も文句を言わないし自分も役立っているのだとむしろ穏やかな表情だった。これもブラジル人気質だろうか。
オリンピックの選手村で最後の仕上げが不十分で水や電気や清掃に問題があってオーストラリア選手団は入村を拒否したとニュースになったがこれもブラジルでみかける「文句が出たら対応する」という考え方で私たちもよく出会う。それを解決するにはやはり文句を言うしかない。これもブラジル人気質だろうか。
今日IOCのバッハ会長からこういう発言があった「このオリンピックはブラジル及びリオにとって大きな挑戦だったがこれをやり遂げることができた。しかしこういうストレスのテストは2度としたくない」。
このブログのなかで東京が2020年のオリンピック開催地に決定した時にこのことを書いたと思う。(2013年9月29日 今月の書き残し 2題)
さっき日本とナイジェリアのサッカーの試合を見た。点の取り合いで結局は5対4で日本が負けた。点差1の両チーム合わせて9ゴールは珍しいのではないか。ブラジルももっとリラックスして自分の力を発揮してほしい。
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