2011年11月15日火曜日

ブエノスアイレス 四日目 Adios Buenos Aires !


三泊四日のブエノスアイレスも今日で終わり。午後にはサンパウロへと飛ぶ。空港へのヴァンは1時半に来るので、午前中は使える。日本語のサイトで評判の良い「日本庭園」を見にいくことにした。ブエノスアイレスでは大きな公園は一緒のところにまとめてある。タクシーで先日ツアーで通った公園地帯へ行く。途中右側に大きなアルミ製の四つの花びらが開いている。夜は閉じてライトアップされるそうだ。9時に日本庭園に着いたが開園は10時と書いてあった。この辺には隣に動物園、そしてその向こうに植物園、その他普通の公園もある。ちょっと冷たい風が吹いていたがジョッギングしている人達も多い。動物園もまだ閉まっていたので一周して外から覗き見した。そろそろ開園の時間かなと戻っていると裏口にも受付があって入れる。日曜は無料で開放されるらしい。手入れの行き届いた立派な庭園だ。どうやら市が管理しているらしく庭を掃いてる人を数人見かけた。日系の人達も池や木の手入れをしていた。はたしてブラジルでこれだけの日本庭園があるだろうか。アルゼンチンには約三万人の日系人、がんばっておられるんだなーと感心した。かなりの人が庭園見学に入ってきている、学校の生徒、小学生や高校生などが興味深く観察している。時々先生が日本のこと、公園のことを説明している。こうして日本文化が広まっていけばいいなーと庭の雰囲気とあいまってとてもすがすがしい気分になった。中に小さな図書館もある「アルゼンチン日本人移民史」があったのでめくってみた。農業中心の開拓のブラジルとは違ってアルゼンチンでは初めから農業以外で移民してきた人達の話ものっていた。時間がなくほんの20ページほど読んだが機会があれば2巻読んでみたい。
12時頃日本庭園を出てホテルへと。荷物は10時チェックアウトだったのでホテルのフロントに預けてあった。やがて車が来て空港へと、途中で数人をピックアップ。国際空港に着く。アルゼンチン航空は新しいウイングだった。チェックインのカウンターで二時間送れと知らされる。出発ボードを見ると遅れはアルゼンチン航空だけである。仕方ない、腰掛けていると後ろから声をかけられた。「失礼ですが日本のお方ですか?」「はい、そうですが」「私ペルーに行く友人を見送りに来たのですがちょっと目が悪いのでペルー行きの飛行機はここからでますか?この前来た時はまだここはなかったのですよ」国際ウイングはAとC.さっき一緒に来たブラジル人たちはAウイングで私たちはCでかなり離れている。時間と航空会社をチェックすると。どうやらここらしい。「そう、ここから出ます。」と答えると「どこからいらっしゃたのですか?」「ブラジルからです」「ブラジルへは三度ほど行ったことがあります。サンパウロは大きな町ですね。」「私たちは、リオの北、エスピリト・サント州のヴィトリアに住んでいます」と答えると「海辺の町ですか、きっと好い所でしょうね」「いい所ですよ、ブラジルに来られたときは寄ってください飛行場に近いから迎えにいきますよ」「こんどアルゼンチンに来られる時はうちに泊まってください」お互いに電話番号を交換する。いろいろ話しているうちに彼女の友達が現れ二人は談笑を始めた。その前に話した言葉に私は同じ移民として安らぎを覚えた。「アルゼンチンに来て良かったと思っています」。いつまでもお元気で!
下は庭園内のさくらと

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