2011年11月15日火曜日
ブエノスアイレス紀行 余録
スペイン語とポルトガル語(以後ブラジル語)は良く似ている。お互いゆっくり自国語で話せばなんとか通じる。ブラジルとアルゼンチンはMercosul (南米経済圏)を構成する両雄でもあり、ブラジルで生産される商品には全てスペイン語でも書かれていなくてはならない。おまけにこのMercosul域内ではパスポートがいらずIDカードだけで行き来できる。そういうわけで国内旅行の感覚でいける。夏休みにはブラジルの南の州にアルゼンチンからの観光客がおしよせる。今回の旅行でも感じたがブラジルからの観光客もアルゼンチンには多い。
こういうわけでアルゼンチンに行くにしても誰もスペイン語の勉強をしていかない。簡単な日常会話はそれでいいが専門的になるとそうはいかない。
ブラジルのテレビでスペイン語コースのコマーシャルをやるときに使うのが同じ言葉でもまったく意味の違う言葉を使っての失敗場面をよく流す。
上の写真はブエノスアイレスのレストランで見かけたのだが、「私どもの美味をお試しください」とある。
問題はExquisitoという言葉(ブラジル語ではxの代わりにs)。スペイン語では「おいしい」という意味だがブラジル語では「奇妙な」という意味。この両方に使える日本語はないかなと考えて「珍味」ではどうだろうと結論をだした。珍味といえば全ての人に「おいしい」とはいかず通の人にはそれが「おいしく」感じられても食べ慣れないほかの人には「奇妙」な味と感じられることもあろう。こういう解決策はどうだろう???
ブエノスアイレスの写真集は http://www.saheki.com に載せてある。
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