2011年11月17日木曜日

サンパウロ美術館 Museu de Arte de São Paulo (MASP)


今回サンパウロでの同窓会に出席するために会場近くのホテルに泊まったがAv. Paulistaに近かったのでサンパウロ美術館に足を伸ばした。恥ずかしながらサンパウロには予備校1年、大学5年、それに卒業して8ヶ月あまり計6年8ヶ月住んでいたがMASPには一度も入ったことがなかった。いつでも入れるとの思いがあったのかいつも前を素通りしていた。しかも予備校時代は近くの会社に働いていたので美術館の前のTrianon公園で昼休みは休んだりして毎日のように建物は見ていた。その後もサンパウロには何回かきたがスケジュールには入れてなかった。今回はどうしても見ておこうと決めていたので行ってみた。
1947年に作られたこの美術館、その前を通る時にすぐ目を引くのが建物の下にある(?)大通りに面した長さ74mの広い空間。建物は下からではなく横の4本の柱だけで支えられている。道を通る人にはむこうの景色が見える。実はこの土地を市に寄付した人がそういう条件を出したらしい。
さて中に入ろうと入場券売り場にいく。60歳以上は無料と書いてあった。妻だけの料金を払う。上階には外国の大きな美術館に比べると数は少ないが世界の有名な画家の作品が揃っている。結構見ごたえがある。地下の階には色々な試みの現代アート。芸術だったのか気がつかなかったが子供の遊び場みたいなものもあり妻はそこではしゃいでいた。コーヒーで一休みしてくつろいで外に出た。
いつでも行けると後回しに出来ない年代になった。いつまでも元気で動けるという保証はない。椎間板ヘルニアを患ってからそう思うようになった。今は自分の身体と相談して痛みを感じない無理のない範囲で行動している。それだけでもありがたいと毎日感謝して生きている今日この頃である。

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