2014年6月17日火曜日

ドイツ 4 x 0 ポルトガル


昨日は一次リーグ戦で一番注目されていたグループGのドイツ対ポルトガルの試合があった。期待はずれだったのは勝敗ではなくその得点差。ドイツは素早いチームプレーの攻撃で4点。一方ポルトガルは昨シーズンのワールドサッカーMVPに輝いたCristiano Ronaldoの調子が思わしくない。怪我が心配されていたがやはり精彩を欠いた。おまけにミッドフィルダーのぺぺがレッドカードで退場。ますます形勢は悪くなりドイツが点を取りやすくなるとブラジルの解説者がここでコメント「もしここでドイツがKlose選手を入れ彼が点を挙げると日韓W杯でブラジルの優勝に貢献したロナルドが持つW杯15得点の記録にタイになり更にもう一点で単独最多得点王となる」。しかしKloseはベンチのまま。「やはり記録より勝敗だよね」とブラジルのアナウンサーも安心した様子。ブラジルでは今回のW杯ではこのロナルドの記録も気になる。

この試合にはドイツのメルケル首相も観戦, 試合後は皆と気さくに写真に入っていた。
試合はバイーア州の州都サルバドールであった。同じスタジアムで13日オランダがスペインを5対1で破った。別にここのスタジアムで大差の試合が生まれるわけではないが一次リーグ戦あと2試合が予定されている。20日にフランス対スイスと25日にボスニア対イラン。興味がある。


ドイツは自前で同じバイーア州の南部Santa Cruz de Cabráliaの町にトレーニング・センターを建てた(下の写真)。ここはポルトガルがブラジルを発見したゆかりの土地。町の名前のCabráliaは発見者Pedro Álvares Cabral Cabral 由来する。ドイツはリオ、サンパウロや大きな都市の喧騒を避けこの静かなしかも初戦に近い所にベースを構えた。試合後のコメントでは「暑さは別に気にならなかった」と言っていた。彼らがブラジルに着いた時は小型の船といかだをつないでこの地に入ってきた。練習場の芝生は決勝戦があるリオのマラカナン・スタジアムに使われているのと同じものを敷いたそうだ。彼らのこのW杯への意気込みが感じられる。



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