2007年1月23日火曜日

馬鹿やろう!

日本人の魚好きはここブラジルでも良く知られています。しかし最近は健康にも良いということでちょっとした日本食ブーム、あちこちで寿司屋の看板もみかけます。結構ブラジル人達がはいっていてなかには調理人達も皆ブラジル人という所もめずらしくありません。鮭も数年前までは食卓に上がらなかったのですが最近はチリからの養殖サーモンがスーパーや魚屋さんでも手に入るようになり、切れ身で1キロ30reais 約14ドルというところですか。

魚の話で思い出しました。これはブラジルに着いてまもなくして聞いた話でおそらく100%のブラジル日系人が知っているのではないかと思います。ある日本人、魚屋の前をとおりかかるとおいしそうな鱈(たら)が奥に並んでいる。「おい、ちょっと魚屋さん、その奥にある魚1キロほしいんだが」 「あ、これかい」 「いやそれじゃない、ほら、もっと奥の「それじゃ、これかい」 とうとうしびれをきらした日本人 「なんだ、わからないのか、この馬鹿やろう!」 「いやあ、毎度ありがとうございます、bacalhau (たら)1キロですね」。馬鹿やろう、いや、たらと言えば、ブラジルではみなノルウエーやポルトガルから輸入されたもので身が塩漬けされたものを買うので誰も頭を見たものはおらず、それがまた不思議のひとつとなっています。ためしにブラジル人に聞いてみてください 「あなた、たらの頭見たことがありますか」と。

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