2010年4月23日金曜日

ブラジリア遷都50年

1960年4月21日にそれまでのリオ・デ・ジャネイロから首都がブラジリアに移されてから50年になるのを記念してブラジリアでは歌手たちのShowを始め色々な催し物で一昨日は百万人の人出で賑わった。私達がブラジルに来たのが1960年11月18日。来る前にニュースでそのことを知った時とてつもない事をやらかす国だなあと驚いたことを思い出す。ブラジルの長年の夢であった内陸部の発展を目指してJuscelino Kubitschek 大統領時代に4年で出来上がった。この都市計画および建造物の設計にはLucio Costa、Oscar Niemeyer が活躍、世界にその名をはせた。Brasilia は飛行機の翼の形をして機能ごとに分けられている。1980年代まだ製鉄会社が国営企業だった頃何度かBrasilia の鉄鋼公社での会議に行ったことがあるが整然とした道の広い街だなという印象が残っている。1960年に14万人の人口が今では260万人。計画されていた以上に人口が増え数々の問題も抱えているがブラジルで一番所得の高い所となっている。最近では知事の汚職でブラジル中の非難を浴びたのも記憶に新しい。ブラジルは26州とBrasilia連邦区からなる。ブラジルの心臓としてここから飛躍するブラジルの力強い希望を全土に送ってほしい。