2017年9月30日土曜日

エスピリトサント州に40年


私達がエスピリトサント州に来て今日9月の末で早40年。過ぎた年月はアッというまだ。今日は二人で思い出話にふけることにした。

約17年間住んだ日本、ブラジルに来て日系人の多いサンパウロ州に約17年、そこを出て生後10か月の娘理奈をつれてここに移ってきた。同じブラジルの中、何も心配することはなかった。

ここエスピリトサント州は日本人が少ない。今でも日本人を初めて見たという人によく出あう。40年前理奈を抱いてヴィトリア(州都)を歩いていると「この赤ちゃん瀬戸物のように肌がすべすべだね。ちょっとさわってみてもいい?」などと立ち止まる人がいた。年に一度はサンパウロに帰っていたが誰も振り向いてくれる人はいなかった。

40年前ここに来た時、家族は三人。そして二人の男の子(カピシャーバと呼ばれる)がここで生まれ家族は五人となった。

今、三人の子供たちはそれぞれ家族を持ち他州に住んでいる。ということで今日は私と妻、二人での40年記念日を祝う。

2017年9月26日火曜日

固有名詞から普通名詞に変わったのはミョージョーだけではない


前ポストでミョージョーという固有名詞がインスタントラーメンを表す普通名詞になったと書いたがさらにあと3っつ気が付いたが他にあるかもしれない。

上の写真はブラジル発行のミニ・ポルトガル語辞書からとったものだが xerox または xeróx という項目がある。そして marca registrada (Xerox) {登録商標(ゼロックス)}と3行目に記してあるし cópia (コピー)も出ている。ポルトガル語で語頭の x はシャ、シェ、シ、ショ、シュ と発音され語尾の x はクスと発音されるので xerox は シェックス、そして  xérox  シェロックス、発音は前者がアクセントが後母音、後者は前母音になる。ということで二通りの読み方ができる。

はポルトガル語のアルファベットの中でも発音が一番多様な文字である。exemplo (エゼンプロ=例)では xe は ゼ とザ行の発音。ゼロックス と呼べそうだが語頭ではシェになるので残念。Excelente (エスセレンテ)では x は ス。ex-presidente  は元大統領で ex- はエイスと発音。Fixo (fix 英)の発音はfikso. とにかく X は読みがややこしい。
そして単独の時の読み方はシースとなる。レントゲン検査の時のX線 はポルトガル語では
raio X でこの時の X はシースと読まれる。

Xerox社がコピー機を売り出しそれが全世界に広まりブラジルではコピーは xerox またはxérox と呼ばれる普通名詞となった。さらに xerocar (コピーする)という動詞まで作られ 辞書に載っている。

時々(年に1度か2度)長男が我が家を訪れる。彼はひげが濃い。彼のために髭剃り(安全カミソリ)の新しいのを用意しておく。家に来た翌日彼が私に効く「パパイ、gillete (ジレッチどこにある」「上の風呂の戸棚に置いてあるよ」
Gilleteはアメリカの安全カミソリのメーカー。これが普及して簡単な1語でお互いに通じるので家でも使っている。ほかのメーカーのを買ってもこれで済ます。ひげそり器を文字通りにいうと aparelho de barbear だが長すぎて響きが悪い。やはり Gillete の固有名詞を使った方が歯切れが良い、いやひげ切れが良い。

3っつ目は4輪駆動のoff-road の車の総称になっている Jeep.





2017年9月23日土曜日

インスタントラーメンはミョージョー 




昨日近くの知り合いのブラジル人の家に行ってブラジルの政治汚職の話などで盛り上がっていた時そこの次男が帰ってきた。母親がさっと立ち上がって聞いた。「何か食べるかい、ご飯とフェイジョンとサラダがあるけどちょっと温めてやるよ」「友達の家で少しつまんできたよ」「よかったらミョージョーがあるけど」そこで妻、横から「それミョージョーじゃなくてマージ_(Maggi)だよ」「何言ってるの、私達にはインスタントラーメンはミョージョーに決まっているの、そんなことを言っても誰もわからないよ」。そして次男「ミョージョーなら食べるよ」

ブラジルではインスタントラーメンはすべてミョージョーであり誰もメーカー名では呼ばない。これにはブラジルで最初のインスタントラーメンがMiojoの名で売り出されたといういきさつがあるが実はその時は日本の明星食品のではなかったそうだ。

なぜそうなったかは私も良く知らなかったがネットで調べているうちにそのいきさつが分かった。麻生雅人氏のブログ  megabrasil.jp/20130815_1072/4/     で見つけた。
ブラジルのことが日本語でよく説明してある。

1970年代前半サンパウロ市の東洋街Liberdade で大学に通うべき弟道夫と一緒に下宿していた。下宿は日本人経営で台所が解放されていたので料理好きの弟はラーメンでいろんな味を試していた。彼の得意なカレーラーメンなどよく食べた(or 食べさせられた)思い出が残っている。

15年前位だったか近くの小さいスーパーでミョージョーを買うと抽選券がもらえますと大きく出ていて賞品は18段変速ギア切り替えの自転車だった。これはその店だけの抽選だし積んである箱も大したことはない。3箱買えば当たる確率20%になるぞ!
妻と相談してどうせ食べるものだし頑張って買おうということになった。
抽選があった翌日スーパーに行ったとき店員に聞いてみた。「昨日のミョージョーの抽選、誰が当たった?」「この通りの初めの角に住んでいるマリアさんですよ。しかもたった一枚の券だったそうですよ」

上の写真のインスタントラーメン、そういうことで全部ミョージョーです。