2016年11月25日金曜日

11月のトピックス

1週間に一度は野菜や果物、干し肉などを求める為に立ち寄る近くのなんでも売ってる八百屋さんにブラジルインディオが現れた。聞くとバイア州の歴史及び観光で有名なPorto Seguroで原住民の民芸品を売っていて、今回はエスピリトサント州の知り合いに呼ばれて様子を見に来たという。めったに会うことはないと思って一緒に写真をとらしてもらった。彼が店を出たとたん「なーに、目立つようにあんな格好をしているだけでインディオとは何の関係もないのだよ」と冷めたコメントが感動の余韻が冷めない私の後ろから聞こえてきた。   


毎日同じような生活なので冗談交じりに朝のコーヒーの後、妻に「何かパーと気分が変わるようなものはないかなあ」とぼやいていたら一時して妻が「裏にこんなきれいな花が咲いていたわ」とカトレアの株を抱えてきた。写真ではうまく色が出なかったが実物はピンクの華やかな花で確かに気分まで華やかになった。ありがとう。


家のブドウが今年は例年より早く熟れそうだ。いつもは子供たちが戻ってくるクリスマス、正月まであるのだが今年はそれまでもてそうもない。おまけに小鳥たちが上からつついているのでスーパーのレジ袋で房を覆ってこちらの分も確保しなければならない、家の後ろにもぶどう棚はあるのだがこちらは棚の下を私たちがよく通るので被害はすくなく今のところ袋もかけていない。今年はブドウの皮までかんでポリフェノールを絞り出している。


上の写真は今日郵便屋さんが届けてくれた私の運転免許証。70歳を過ぎると免許証更新は3年毎となる。頭の回転や運動神経が鈍るので私自身としては75歳までだと思っていたが、今はその時が来れば自分の脳力、体力と相談して決めようと思っている。
この運転免許証にはいろいろな情報がのっている。免許証番号の他にID番号、納税番号、自分の名前、生年月日、両親の名前、血液型、死亡した場合臓器提供者か否か(最終的にはやはり家族の同意が必要らしいですが)、有効期限、免許証初発行日。
身分証明に今まではIDカードを持ち歩いていたが今では運転免許証の方が小さいのでこちらを重宝している。外国旅行でホテルをでて観光に出かける時はパスポートはコピーにし写真付きの原本はこれを持ち歩いている。運転免許証は再発行が早い。


トランプ氏がアメリカの新しい大統領に!
トランプ氏が大方の予想を裏切ってヒラリークリントン氏を破り新しいアメリカの大統領に選出された。アメリカは4年に一回必ず大統領選挙があるのでその時の国民の意思を反映した大統領が選ばれる?と思っていた。大統領の選挙は過半数を取った方が勝つ。これが民主主義のルールだと思っていた。民主主義のリーダーたるアメリカの選挙にこれが適用されないのは理解に苦しむ。どうやら選挙ルールが歴史的な選挙人制度で決まりそれは各候補が得票した比例に沿ったものとは言えない時があるということである。ブラジルのニュースでもアメリカではまだ開票が行われているという。国民一人一人の票の積み重ねだとヒラリークリントン氏の方がトランプ氏の票を上回っているという。これと同じことが過去のゴア氏とブッシュ氏の間にも起こったという。民主主義とITのリーダーたるアメリカにこんなことが起きるなんて理解できない。

Black Friday
今日はBlack Fridayだ。朝ちょっとノートブックをのぞきインターネットでスマートホンを買った。以前から目を付けていたもので20%は安かったか。
ブラジルにBlack Fridayが入ってきたのは約10年前。始めはほとんどの人がしらなかったし売り上げも少なかったが3年前位からテレビやインターネットを通じての客引き合戦で今年はなんでも去年の売り上げ約20億Reais の34%増しが見込まれているという。
このBlack Fridayはアメリカの商習慣をコピーしたものでThanksgiving day の翌日をこう呼ぶ。今は一年中で一番売り上げが高い日になっていてアメリカでは去年の売り上げは約590億ドルだったという。そして今は買物の日となってしまって、他の時期でも安売りの日をBlack Fridayと呼び客を引き込もうとしている。商人の力は強い、昔から歴史を動かしてきている。

2016年11月17日木曜日

我が家の天気予報



今週はようやく雨らしい雨が降った。しかし大したことはない。この前、屋根裏の貯水槽が干上がったので屋根のといから落ちる雨水をためて外用に雨水を使ってみようと倉庫にあった樽を取り出してそれに入れてみた。以前は電気代の方が水代をはるかに超えていたのだが日照りでの上水不足に大ヴィトリア都市圏の下水設備の完成が加わり今度は水代が電気代を越してしまった。こういうことは考えてもみなかった。水の大切さを認識した。

たらいに落ちた水を樽に移した

ブラジルの天気予報も大分当たるようになってきたがなぜかエスピリトサント州に関してはいつも外れている。テレビを見て、明日雨だ!と喜んでも朝起きると陽が照っている。ブラジルの南部、南東部ではよく雨が降っているのになぜエスピリトサント州だけのけ者にと叫びたくなる。エスピリトサント(聖霊)、アーメン! とキリスト教の祈りの言葉でも願いはかなわない。牧畜を営んでいる農家の映像で牛にサボテンの葉(?)を食べさせていた。 なにこれ!ブラジル北東部の干ばつの時の映像と同じではないか。近所の友人がこの前来た時にこんな話が出て「やがてエスピリトサント州は北東部に組み込まれるのではないか」という意見で一致した。

テレビの天気予報で天気の移り変わりを見ているとブラジル南部、南東部と天気は南から北へと移っていくがリオまで来ると東に曲がり大西洋へと向きを変えエスピリトサント州までは上がってこない。私はいつも北東部の強い熱気に押されて東に曲がるのだと思っていたがこの頃は海流など別の見方があるかもしれないと思ってきた。

さて我が家の天気予報だが私は朝起きると窓から近くの標高880mの山Mestre Álvaroを望み雲のかかり具合を見て当日の予想をする。このブログでも何度か出しているがテレビの予報より当たっていると自負している。一昨日も買い物途中、山が灰色の雲に覆われていたので急いで帰ってきたがパラパラで終わってしまった。雨量の予測までは難しい。

さてトップの写真は裏庭の"にらの葉"に登るカタツムリの赤ちゃんたち。これは妻の翌日の天気予報に使われる。夕方日暮れ前、妻は裏庭、横庭(?)を一回りしてくる。
「カタツムリの赤ちゃんたちがにらの葉に登っているから明日は小雨が降るんじゃないかしら」。確かに少し雨が降る。「今日は大きなカタツムリまで大きな葉っぱや木に登っているからかなりの雨が降るかもよ」。確かにまあまあの雨量だ。
「彼らは気圧の変化を感じているのかしら!?」とは彼女の理論。
今の所軍配は向こうに上がっている。