2015年6月30日火曜日

ブラジルサッカーよどこへ行く ? (1)

今チリで4年に一度の南米サッカー連盟(Conmebol)主催のアメリカカップ(Copa América) が行われている。優勝チームは南米代表として2017年ロシアで行われるコンフェデレーション杯に参加する。
南米サッカー連盟加盟国10か国とあと2カ国が招待され3グループ12チームで争われる。招待されるのはほとんど北、中米からだが1999年には日本が招待されたがこれは特例である。
さて今年のアメリカカップでのブラジルチームの調子が悪い。一次リーグは突破したもののコロンビアから1対0で負け試合内容も良くない。順々決勝ではパラグアイ代表と1対1で勝負がつかずPK戦。ブラジルはプレッシャーがかかると本領を発揮できない。ブラジルワールドカップでもドイツにつぎつぎに点を入れられなすすべを知らず7対1の屈辱の敗北となった。

何か嫌な予感がした。今回のアメリカカップではブラジルのエースNeimar もおかしかった。彼はブラジルがコロンビアに負けた時、試合後相手チームの選手を蹴り4試合出場停止となった。
更に彼はブラジルチームのキャプテンでもある。チームをまとめる役のキャプテンがチームにプレッシャーをかけてしまった。

PK戦。ブラジルは二つ外し、結局は4対3で負けた。

試合中Twitterでテレビで観戦しているコーチ(ブラジル国民は全てコーチ)のコメントが画面下に流れる。「ブラジルチームには試合の状況を見てボールを配分する選手に欠けている」というのが出た。まったくその通りだ。今までブラジルがワールドカップで優勝した時は必ずそういう選手がいた。一番印象深く残っているのはブラジルの田舎の我が家で初めてテレビで観戦した1970年メキシコで行われたワールドカップ、ブラジルは三回目の優勝を果たし優勝カップを自国に持ち帰る偉業を果たした。その時チームの要として活躍し彼自身もゴールを入れたのがGerson. 彼は所属チームを転々としたがそれらのチームに州のチャンピオンシップをもたらした。

アメリカカップのブラジル対パラグアイ戦、実はその時私はブラジルの他のテレビチャンネルで今カナダで行われている女子のワールドカップ日本対オーストラリア戦を見ていた。前回のワールドカップでは日本は華麗なパスワークで優勝したが、今回はロングパスからのカウンターアタックが多くなって攻撃力で相手のゴールを脅かしている。

日本が1点入れた時私は思わず手を叩いた。すると外で「パン,パーン」と爆竹の音。ブラジルでは自分のひいきチームがゴールを入れるとあちこちで爆竹がなり点が入ったのがわかる。
横にいた妻に「あれ?おかしいなこの辺に誰か日本人いたっけ?いや待てよ、そうだ Copa América だ、ブラジルが点を入れたぞ」とあわててチャンネルを切り替えた。

今回のCopa América の決勝は開催地のチリと準決勝でパラグアイを6対1で倒したアルゼンチンの間で戦われる。アルゼンチンが勝てば22年ぶりチリが勝てば28年ぶりの優勝となる。

サッカー女子ワールドカップ、日本はイングランドと準決勝。勝てばアメリカと決勝戦で前回と同じ相手となる。がんばれ!なでしこジャパン!



2015年6月11日木曜日

サーカスよどこへ行く ?


先週末、家に恵美が遊びに来ていて何か退屈そうな様子。私達が忙しそうにしていると一人でハンモックにのってテレビの子供番組を見たり人形と遊んでいたりしている。夕方になって一段落、外のテーブルでコーヒを飲んでいると妻が「朝、このあたりを宣伝カーが回っていて今日の4時からサーカスが近くの広場であるとか言っていたわ」サーカスか、何年?いや何十年ぶりに聞く言葉だ。子供たちが小学生の頃何回か連れていったことがある。「そうだな、久しぶりに行ってみるか、恵美も喜ぶだろう」彼女に聞いてみるとまだ見たことがないと言う。

「4時、6時、8時と言っていたわ、子供が見るのだから4時のにしましょう」ということになり4時まえに着いたがあまり人はいない。子供を連れて帰っていくものもいる。妻が話を聞きに行く。「まだ準備ができてないので、今日は6時と8時だけだそうだわ」仕方がない、また出直すとしよう。

今時期、ここエスピリトサント州は6時になると暗くなる。何か小さい夜店がたっている。綿菓子、ポンポン菓子、Churro、サンドイッチ等々。そしてテントに入る前に人形が並べてある。恵美が素早くそれに気付き走り寄る。「この人形をお買いの子供さんは後でステージに上がって一緒に写真が撮れます」と言う。見ると赤のドレスの人形と薄青色のドレスを着た人形がいる。恵美は「私は「エルサ」がいいわ」といって薄青いドレスのほうをとる。中に入るとかなり広い、900以上の座席があると書いてあった。段々人が集まってきて200人は入ったろうか。
初めに青年が紹介され数個のボールを高く上にあげてはそれを落とさないように廻していた。その次は火のついた短い棒をやはり数個廻したりして喝采を浴びた。それからは親子ピエロのドタバタ劇で第一部が終了して休憩となった。その休憩の間私たちが入ってきた時に写真を撮っていた女の子がそれをキーホルダーにして持ってきた。仕方ない、思い出にと買った。そして初め外で売っていた人たちが中で持って回って売り出した。ひょっとすると、このサイドビジネスのほうが売り上げが多いのではと思った。ステージの方は「FROZEN」と書いた幕がはられ色々な器具が持ち込まれている。発泡スチロールの雪をとばすのもある。なんでも映画で大人気の「アナ雪の女王」があるようだ。

やがて音楽が流れセリフが始まる。するとエルサとアナの衣装をまとった女の子を中心に話に出てくる他の人達もそれぞれの衣装でステージに上がり偽ミュージカルが始まった。というのは皆スピーカーから流れてくる歌やセリフに合わせて口をパクパクしているだけだからだ。それでも子供たちは熱心に見ていた。

その間、私は上を向いてこの後、私が見に来た本当のサーカスがあるのかなと思って観察した。しかし空中ブランコはない、綱渡りのロープもない、何もない。えっ、これがサーカス、何かだまされたような気がした。あのハラハラするスリルに満ちたサーカスはどこに行ったのか。物足りないなーと思っているうちに「FROZEN」は終わった。恵美は買ったエルサの人形をもって嬉しそうにステージに上がりこの写真を撮った。