2019年6月8日土曜日

クリチーバ郊外の夕暮

朝霧が晴れると向こう側にパラナ州のシンボルであるパラナ松の林が見える。正式にはAraucaria(アラウカリア)と呼ばれていて昔から建築用の材木などにに使われて乱伐され今では少なくなってしまった。州政府や市役所では厳しく保護政策をとって今では許可なく伐採するものは多額の罰金を取られるようになっている。それは自分の土地でも適用されるらしい。しかし保護していると税金から差し引かれるというプラス面もある。
 



ちょうど今はパラナ松の実(ピニョン)が落ちる時期で丸い実が熟れると中のピニョンがはじき出され落ちてくる。それが上の写真。湯だきして皮をむいて実を食べる。もうじきピニョンの時期も終わる。
今、南の方の州政府がパラナ松を植えればピニョンの収入で生計が立てれるなどと言ってパラナ松の植林を勧めている。

今日は久しぶりに見渡す限りの夕焼け。明日の朝寒くなければいいが。

パラナ松の枝は大きくなるに従い上を向いていく。下の枝は独りでに落ちていき最後には一番上のほうだけ残る。

町の中には伐採禁止のパラナ松だけが残っていく

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