2009年1月19日月曜日

クリチーバでの日本若者文化


今娘の住んでいるパラナ州の州都クリチーバに来ている。一年八ヶ月振りだが何も違和感を感じさせない町だ。落ち着いたヨーロッパ的な雰囲気がそうさせるのか。娘はこの町の花時計のある広場の横で「日本文化センターともだち」と名付けた日本を含めた東洋文化入門の教室を開いている(www.tomodachi.com.br)。生徒はほとんどが非日系の若い人達だそうだ。今ブラジルでも日本のマンガ(漢字に変換すると正確に言い表せないような気がする)、アニメ, CosplayそしてJpopなどに興味を持つ若者達が増えている。特にここクリチーバではClaudio Seto氏等が早くからまつり と称した催し物をとおしてこうした新しい日本の若者達の文化を紹介し浸透させていったということを知った。去年の暮れの彼の急死、惜しい人が亡くなった。娘のセンターで家族、親交のあった方たちの出席のもとカクテルパーティがあり一室がSala Claudio Seto と命名された。そこで彼自身が描いた日本神話、民話を題材にしたイラスト、出版されたマンガ等が紹介されその一つ一つに彼のすばらしい才能がうかがわれた。
今週は毎日夜七時から九時まで「ともだち」で日本の若者文化についてのセミナーが催されている.当の日本人がとまどうような勢いで海外に広がっていった若者文化。これが一時的なブームなのかそれとも根付くのか当分目が離せなくなってきた。
上の絵は展示された彼の作品の一つで右の絵の左端の男の子は彼の息子さんがモデルだとちょうどその時横に居合わせた彼の娘さんが教えてくれた。

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