2011年12月31日土曜日

年の終わりに

今日で今年も終わり。今年はテレビを見ていて涙が出てしょうがないことが二度あった。一つは東日本大震災。津波が何もかも押し倒して前進していく姿、信じられない光景。こんな印象を受けたことが以前にもあった。そうだ2001年のワールドトレードセンタービルが崩壊していくのをテレビで見た時だ。10年前のは人災そして今年のは天災。


津波が家を壊し車を流し人を飲みこみ容赦なく進んでいくのを見て涙が止まらなかった。自然の脅威をまざまざと見せ付けられた映像であった。その後の福島原発での戦い。核がまだまだコントロール出来ていないのに原発をどんどん進めて来ていたのが国際認識となり今見直されてきている。原発の安全神話は人間が勝手に作ったものだと発覚し崩壊した。これからの原子力政策、いっそうの慎重さが求められる。

二つ目の涙は最近観たNHKの「坂の上の雲」での203高地を日本軍が攻めても攻めてもなかなか落ちず兵士がどんどん死んでいくシーン。こういう人達の犠牲の上に今の日本の繁栄があるのだなと思うと涙がでてしょうがなかった。

人間が引き起こす自然の脅威がブラジルではしばしば起きる。森林の伐採や建ててはいけない急斜面や川べりに人家が建っている。ちょっと雨が降ると災害が起きる。行政の責任も大いにある。

明るい一面もやはり震災がもたらした。日本の人達の「がんばろう!」と国境を越えた助け合いの「がんばって!」。なにか希望の光がともったような救われた気がした。

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