2014年10月26日日曜日

Dilma 大統領再選


今日の決戦投票で現Dilma 大統領が来年1月から4年間続投と決まった。近年まれにみる接戦となり99.72%の開票結果で現大統領が51.64%対立候補のAecioが48.38%でそれぞれ得票数5千万票以上となった。これで4期連続労働者党の政権となる。

民主主義は確立したが汚職が政治の癌となり虫喰っている。政権交代はならなかったが今回のAecioの躍進は国民の汚職に対する批判の現れともとれる。下に厚い政策をとる労働者党は貧しい州の多い北東部の州を平均70%台で獲得。ブラジル経済を牽引するサンパウロ州をはじめとする南部、南東部の州はAecio優勢とブラジルを南北に分けての戦いとなった。
これから4年間の政治が次の大統領選挙にどう影響するか労働者党も少しは汚職に慎重になるのではないかと期待している。

ブラジルは電子投票なので選挙を管理する選挙裁判所からの正式発表数である。日本の選挙の結果をNHKで見ていると出口調査と言って開票が数パーセントで当選確実と言って候補者が万歳三唱している。果たして選挙管理委員会からの正式発表を待たないでいいのだろうかと心配になってくるのだが、NHKの予想が狂ったことはないのだろうかと不思議に思う。

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