2013年7月24日水曜日

ブラジルのあまちゃんたち??


ブラジルのあまちゃんたち、右から妻、伊藤さん、妻の母
今日は朝早くから天気が良い、しかも昨日調べたところ潮も引いて1年に何回かの大潮。近くの海へ久しぶりに海藻とうにを取りに出かけた。私たちがエスピリトサント州に来た35年程前は海藻は潮が引くとじゅうたんを敷き詰めたように現れ、またうにも方々で取れていた。しかし段々と取れなくなってきた。この辺が開けてきたせいかあるいは乱獲されてきたのか又は海流が変わってきたのか詳しいことは知らないがとにかくものすごく少なくなってきている。
しかし最近、海のすぐそばに住んでいる知人から新しい情報を得た。今までわずかに残っていたところの先の浜辺のすぐそばの岩にうにがいるという。
家からその浜辺までは約20分。海辺に小さなサッカー場があり近くの若者たちがボールを蹴っている。その横の日蔭に車を止めた。ボールを蹴りあう音がすさまじい、なかなか上手い、しばらく見入る。浜辺を2百メートルほど歩いた所に小さい岩が数十個ある。近づくとその岩々に穴を掘ってうにが入っている。うにのアパートだ。しかしうにの数がアパートの数より多いので岩の下の方に張り付いているのやら岩の外にあふれているのもいる。小さいうにが多いのでそれらは採らずに大きいのだけをとる。ここのように浜辺の岩についてるなんて初めてだ。今までは大潮の時、潮が沖の方まで引き、岩が現れるのを待ち手前の岩の間をたどって一番先の岩の近くのそれも取りにくい所に潜んでいるうにを取っていた。今心配なのはこの数十個の岩にいつまでうにが住んでくれるかだ。うにの食べ物は海藻だからそれもあまりとってはいけない。この状態が来年も続くという保証は何もない。ただ祈るだけだ。
帰り道、漁師が自分たちが小舟で取った魚を直売しているところがあるので寄ってみた。台の上には前の舟の魚が少し残っているだけだ、と思っていたら、台の下から新しい魚を並べ始めだした。大きな鯛が一匹載った。すかさずそれをつかむ。あとは刺身になるような魚はいなかったのでその鯛を計ってもらったら3キロあった。キロ15Reais (約7ドル)、それにえびの小さいのを3キロやはりキロ15Reais。さっそく昼食はタイの刺身。やはり新鮮な魚はおいしい。

食べている時にクリチーバに住む娘から電話がかかってきた。「パパイ、今日ここクリチーバに38年ぶりに雪がふったのよ」「えっ、雪!そちら寒いんだなー、パパイたちはいま海から帰ってきたばかりだ、こちらは冬でも暑いよ。日焼け止めのクリームを塗って出かけたよ」
「私たち同じ国に住んでるのかしら?」

下の写真は娘のFacebookに載っていたものでこの形の建物には見覚えがある早速確認のため電話を入れた「これクリチーバにあるUcrania 公園内の教会につもった雪?」「違うわ、クリチーバでは15分降っただけなの、この写真はParana州より南のSanta Catarina州のUcrania系移民が建てた教会に降った雪じゃないかな」という返事。とにかくこの日ブラジル南部3州の高地の100の町に雪が降ったと夜のニュースで伝えていた。


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