2008年8月12日火曜日

ローマ Roma


長年の夢だったイタリア旅行。今回妻とローマ、ヴェニス、フローレンス そしてナポリを廻る旅で今ローマのホテルでこれを書いている。イタリアはブラジルより5時間針を進める。今は8月、夏なので夜は8時半でもまだちょっと明るい。旅行者には時間がとれてありがたい。その分疲れるが。飛行場からタクシーでローマの町に入ってくると何だかどこかで見たような風景。ああ、そうだ。映画の「ローマの休日」だ。ローマ市内は高いビルがない。法令で定められているのかも知れない。古い町並みでけっこう緑も多い。観光名所と指定されているところ以外でもあちこちに由緒ある遺跡らしきものがある。
朝起きてホテルで朝食をとるとホテルに近いバス停に行き、まずStazione Terminiへと向かう。昔ヨーロッパ、アフリカ北部を治めていたローマ帝国時代には 「全ての道はローマに通じる」と言われていた。今は 「全てのローマ市内の道はStazione Termini (中央ターミナル)に通じる」と言ってもいい。そこからヴァチカン市国やコロッセウムへと向かう。どこも観光客で一杯。他のところを歩いていてもローマ市民よりも観光客のほうが多いのではないかと思うほど。観光客相手にローマパスというものが発行されておりこれを買うと三日間どの市内バス、メトロにも何回でも乗ることができ博物館の入館料も免除或いは割引と便利にできている。ローマには日本人観光客も多く時々売り子が私たちにも日本語で数字を言ってきたりする。ローマ法王庁のサンピエトロ大聖堂は贅を凝らした造りで圧倒された。色々な観光名所で日本語のAudio Guideもありコロッセウムではそれを借りて廻ったが歴史的な説明がすばらしく妻はすっかり気に入って2回も聞きコロッセウムのとりこになってしまった。家に帰ってどのくらい覚えているかテストをしてみようと思っている。
昨日は娘のリナのイタリアの友達でうちにも遊びに来たこともあるGabriellaのところに行ってみた。ローマからバスで約2時間San Felice Ciceroという人口8千人程の小さな町。そこでこじんまりとしたセンスのいい婦人靴店を開いていた。海の色が真っ青で夏は町の人口は3倍以上にふくれあがるそうだ。しかし冬は町には猫一匹道を通らないそうで冬は店を閉めて旅行をするのだと言っていた。風光明媚な小さな町、いつまでもこの景色を保ってほしいと願った。なんでも最近はロシア人が土地を買っているそうだ。帰りは汽車でStazione Terminiまで1時間強、途中に高いところに町が見えるが不思議と駅の周辺には何もない。日本では考えられない現象か?
これからヴェニス、フローレンスそしてナポリの後ブラジルへ帰る前にまたこのホテルへ戻ってくる。

0 件のコメント: