2007年1月20日土曜日

七歳で、もうオバン?

ブラジル語(厳密に言えばポルトガル語というべきですが日系コロニアではブラジル語で通っています)にtio, tia という言葉があります。親戚関係のおじさん、おばさんの他に、見知らぬ人も含め、ある年代グループより上の人を親しみを込めて呼ぶ時にも使います。保育園の保母さん達もそう呼ばれていますし、学校の送迎バスにも子供達がその車の持ち主を呼ぶ愛称の Tia Penha とか Tio Paulo とか書いてあります。

私がブラジルにきてすぐ入ったサンパウロ市郊外のイタケーラで使いで自転車で出かけた時日系の8歳位の男の子にこう呼びかけられました。「おじさん、あそこの木にひっかかっている凧とってちょうだい」 はじめは他の人にいっているのかと思いましたがあたりを見回しても誰もいずどうやら私の事だと気がつきました。私はあわてて、「え、どこに?」 16歳の私がおじさんと呼ばれたなんてショックでした。日本では年配の人にしか使われないからです。急にふけたような気がして少し悲しくなりました。子供はブラジル風に tio と呼ぶのを日本語に直訳して おじさん と呼んだわけです。しかし、そこには習慣の違いがありました。
こういう話があったと家内に話したら私も経験があるといいました。サンパウロ市から東へ車で約一時間位の日系人の多い町 モジダスクルーゼス市の郊外コクエーラ植民地。七歳の時に隣に回覧板を届けに行った時赤子を抱いていた隣のオバサン、「きよこちゃん、ちょっと待ってね、野菜をとってくるからお母さんに持っていって」、そして赤ちゃんを渡しながら言いました 「ちょっとこのおばさんと一緒にいなさい」その時家内は一瞬のうちに白髪のおばあさんになったような気がしたそうです。

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