2007年5月29日火曜日

肥満者は有利?


今日スーパーにいってびっくりしました。この頃イタリア産のワインが手頃な値段で手に入るようになったので色々選んで早速レジに並ぼうとした時です。かなり混んでいます。あっそうだ、あそこは空いているかもしれない。そうです何年か前から法令で身体障害者、妊婦、60歳以上のお年寄り、赤ちゃんを抱いた(ブラジルではおんぶの習慣はありません)お母さんたち優先の専用レジが設けられるようになったのを思い出したからです。私も幸い(?)該当します。

あっ、この列に入ろう二人しかいない。そこで上を見た時です、写真の文字が目にとまりました。いつもとは違うのが一行あるのです。なんと、肥満者(Pessoas Obesas)と書いてあるではありませんか。えっ、肥満者も特別待遇?これじゃ沢山食べて肥満者になれっていうの?これはこのスーパー独自の判断なのでしょうか。大体何をもって肥満と決めるのでしょうか。今はやりのBMI{体重(Kg)/ 身長(m)/身長(m)}が25以上というのか。体重計でもおくのかな。いや、恥ずかしいからこの列に入らないかも。いやまてよ、ブラジル人のことだから権利を主張して堂々と入るかな。このレジしばらく観察する価値があるようです。

そこで私の知人夫妻の話を思い出しました。二人とも70歳を超えています。旦那は若い頃柔道で鍛えた立派な体格をしています。銀行に支払いに行った時のことです。相変わらず長い列ができています。いつもは普通の列に入るのですがその日はまだ他に用事がありました。「ねえあなた、今日はもういいんじゃない、あちらの列に入りましょうよ」 「ああ、そうするか」 二人がその列に並ぼうとするとすぐあとから来た白髪のブラジル人 「ちょっと、ここは60歳以上の人だけだよ」。 すかさず奥さん「あら失礼、知らなかったわ、そう若い人の列なの。それじゃ、70歳以上の人の列はどこなの」 窓口の銀行員あわてて 「ここでいいんです、ここです、ここです
日本人は大体年よりも若く見られ、自分たちもそれを知っているのでなかなか堂々とはそういう列に入りづらいようです。わたしも含めて?

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