2011年6月16日木曜日

ロンドン、七日目、大英博物館


朝目をさますと雨が降っている。少し風もあるようで窓を開けると外は寒い。そのうち止むだろう。しかし朝食を終わって少し待っていてもまだ同じ。明日に予定していた大英博物館の見学を今日にするか。雨が降っていてちょうどいいあのタクシーをつかもう。黒い特徴のあるモデルのタクシーがどんどん通る。手をあげても止まらない。さすが今日はロンドンっ子もタクシーということか。やっと止まって乗り込む。中は思ったより広い。座席が後ろのほう。運転席の後ろのほうに補助席が二つ倒せるようになっていて向き合って5人は座れる。それでもゆっくり荷物が載せれそうだ。
イギリスの誇る大英博物館へ。なにか入り口のほうがごったがえしている。全ての観光客どうやら私と同じ考えを持ったらしい。正面ホールは広くて高い。受付、ショップ、軽食もとれる。やはりオーディオ・ガイド、これなしでは過ごせない。まず指示に従って古代、それも石器時代から。やがてエジプト、アッシリアとすごい歴史の勉強だ。ナポレオンがエジプト遠征の際持ち帰ったロゼット・ストーンがあった。エジプト語とギリシャ語で書かれてあったためそれを解読することによってそれまで謎だったエジプト文明が解き明かされた。上の写真はギリシャのパルテノン神殿の上部の方に飾られていたもので後ろは壁であったため当時の人さえこの後ろの詳細は見ていない。ギリシャ神話に基づく彫像もかなりあった。大英帝国の影響力を思い知らされるいろいろな国からの収集物。歴史の中を歩く。
軽い昼食をして時計と館内地図とを見合わせる。まだ半分も見ていないし時間もそんなにない。二階のエジプトのミイラは時間をかけたが後の近代までの装飾品の展示などは見て通るだけとなった。それからまた下の方に行くと日本、韓国、中国のコーナーもあった。
今回の旅行の目的の一つでもあり一度は見ておきたいと思っていた大英博物館。古代文明は素晴らしかった。
館を出た時は雨も止んでいたので歩いて帰ることにした。地図と磁気コンパス、一度も迷わずに一番近いルートで帰り着くことができた。所要時間約20分。

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