2011年6月14日火曜日

ロンドン、五日目、シャーロック・ホームズ



ロンドンの天気はわからない。晴れていてもいつ雨が降るかわからない。それでロンドンの紳士というと傘を持っている絵になっているのが納得できる。今朝空を見上げるとなんだか天気が良くなるような気がした。歩いてみようかなと近所を一回りして足と相談したがまだだというのでやはり地下鉄にした。
Baker Streetで降りた。聞き覚えのあるところ。そうだ、シャーロック・ホームズが住んでいるところだ。ベカー街221aに彼の家があった。小説と同じ作りとなっている。メイドもいて上の写真をとってくれた。今彼は出かけているという。彼のコレクションの数々をみる。不思議なものだここにフィクションの世界が再現されている。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ。私にはなつかしい。もちろん、日本にいた頃の中学、高校時代に読んだことはあるがこちらに来てある日、本屋に入るとシャーロック・ホームズの本がある。知っているのもあるし読んでないタイトルもある。二冊買ってきて辞書を横に、わからない単語の訳をページの上、下に書き込んでいった。もちろん農作業に追われている毎日なので暇があるわけがない。一冊訳すのに相当な時間を費やしたような気がする。しかし物語が展開するので面白く私のポルトガル語の語彙の範囲を広げていってくれた。そんなことも思い出しながら興味深く見て回った。
近くに有名なマダム・タッソーのロウ人形館がある。バスが横付けになっていて制服を着た若い子たちがどんどん降りている。日本の高校の修学旅行らしかった。私が日本にいた頃に比べると時代も変わったなーという思い。彼らもなかで楽しんでいた。最近の有名人たちのがかなりあったがやはり私たちには若い頃の思い出の顔がいい。いくつかはwww.saheki.com にも載せてある。
外に出るとまだ天気がいい。近くのRegent Park に行くことにした。これも日本語のロンドン紹介のサイトにRose Gardenのバラがすばらしいと書いてあったからだ。ロンドンに来て驚いたのは公園の多さ。それも広い。このリーゼント・パークの一角には動物園もある。池のほとりのベンチで一休みしてからまわる。6月、色々な花が咲いている。バラが多くなってきた。種類も多い。甘い香りがする。心が和む。
日が照ってポカポカしてきた。公園の寝椅子でくつろいでいると公園の見回りの制服を着た人が来た。なにやらメーターらしきものを首から下げている。「これは公園の貸し椅子で一時間当たり1.5ポンドとなっています」という。もうすこしいることにして3ポンド払う。妻は久しぶりの陽気の中うとうとと眠り始めた。

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